なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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松下幸之助や本田宗一郎は参考にならない

 

経営の神様。松下幸之助

 ビジネスマンの中で尊敬する人物として松下幸之助や本田宗一郎の名前をあげる人は少なくない。年配のビジネスマンは特にそうである。

 もっと世代が若くなれば、孫正義や柳井正、三木谷浩史といったところだろうか。
 だが出世を考える上では、このような人物はまったく参考にならない。純粋にヒーローとしてあこがれるのはよいが、自分のビジネスマン人生の参考にしようとしているならば、そのような考えはすぐに捨てた方がよい。

オーナー社長とサラリーマンは根本的に違う人種
 ここに取り上げた人物達は我々凡人とは違う。まずこれを認識しなければならない。
 彼らの共通点は、皆起業家でありオーナー社長であるという点だ。オーナー社長というのは、自分のカネを出資して会社を作り、銀行からお金を借りる場合には個人保証をしなければならない立場の人間である。
 会社がつぶれれば全財産を失うのは当たり前、巨額の借金を負って、最終的には破産するしかなくなる。とにかく経営に対する覚悟がハンパなレベルではない。会社が傾いたら、自分の全財産をつぎ込むのは当たり前なのである。会社から給料を貰っているサラリーマンとは対極にいる人たちだ。

 それともうひとつ、彼らは皆天才であるという点だ。彼らと同じように会社に人生のすべてを捧げた企業家は数知れず存在する。だがその企業家たちのほとんどは倒産し、消えていなくなっている。競争に勝ち残り、歴史に名を残すまでになるためには、普通のことをやっていて到底ムリだ。地獄の競争を勝ち抜いてきた彼らには、皆それぞれに天才的な部分を持ち合わせている。

 さらにやっかいなのが、世間で作り上げられた人物像である。実業家として有名になると、現実と異なる人物像が勝手に作り上げられてしまうことがよくある。そしてそれは、庶民から見てこうあって欲しいというものになりがちだ。それを本当の人物像として自身の参考にするというのはまったくナンセンスなことである。

技術の神様。本田宗一郎

松下幸之助はまるで相場師
 例えば本田宗一郎は、技術一筋の頑固なエンジニアであり、日本のモノ作りの魂のように語られている。それはそれでウソではないのだろうが、別の一面もある。
 
 ホンダがまだトヨタの下請けだった時代。トヨタに部品を納入して代金を受け取った宗一郎は、そのまま遊郭に向かい、売上代金を一晩で使い切ってしまうようなことがたびたびあったという。

 今で言えば、六本木のキャバクラでバカ騒ぎだ。カネなんてなくなったらまた稼げばいい。俺の会社で稼いだカネだ文句あんのか?といったところだろうか。

 本田宗一郎はサラリーマンではない。さらにいえば技術者より以前にオーナー経営者なのである。すべてのリスクを背負って会社を立ち上げるオーナー社長が、一晩で何百万円散財するなどどうってことはないのだ。このくらいブッ飛んでいなければ、危険極まりない起業などできるわけがない。ちなみに三木谷氏も銀座のホステスに目の飛び出るような大金を投じている。

 松下幸之助も同じである。電気工出身でコツコツと商売し、大成したイメージで語られているが、実際はそうでもない。幸之助は大阪の証券業界では知らない人がいない相場師でもあった。「ホナ○万株頼むわ」とタバコでも買ってきてもらうような感覚で数億円の買い注文を出す幸之助に皆唖然としたという。

 また幸之助の事業拡大についてもナゾが多い。松下グループは今で言うM&Aで大きくなってきたのだが、なぜあれほど短期間に次々と会社を買収できたのか、本当のところは明らかにされていない。あくまで想像だが、現実には相当強引な乗っ取り劇があったと考えるほうが自然である。やさしい顔などしていたら、商売などできない。

宗一郎が固執した空冷エンジン。今でも根強いファンがいる

今ならブラック企業で刑務所行きだ
 社内での傍若無人ぶりもハンパではない。

 本田宗一郎は、空冷エンジンを妄信し、世の中のトレンドが水冷に移っているにも関わらず頑なにこれを拒否した。

 だが宗一郎は絶対君主なので誰も文句などいえるはずがない。このままでは会社が倒産すると直訴した社員に「俺が作った会社だから俺が潰すのも勝手だ」と言い放っている。また気に食わない社員に灰皿を投げるのは日常茶飯事、最後は工具で殴るなどやりたい放題であった。今の時代ならホンダはブラック企業で、宗一郎はとっくに刑務所行きだ。

 宗一郎が空冷に固執したのは、新しい技術に対する無知が原因といわれているがそうではないだろう。宗一郎は天才なので空冷には何かピンと来るものがあったのだと思われる。天才とはそのようなものである。一歩間違えれば、即破滅だ。だが逆にいえば、狂気ともいえる思い込みがあったおかげでホンダはここまで大きくなったともいえる。

 破天荒で天才、作り上げられた虚像。このような人物達の人生を我々凡人が参考にしてはならない。心のメンター(助言者、指導者)を持つのであれば、もっと身近な人物にした方がよいだろう。もちろん、起業してデカイことをやろうとしているならば話は別だが・・・

【参考記事】
英語公用語化の本当の意味
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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