なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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会社から出ても出世する人

 

 会社から出ることになっても会社との良好な関係が続いて、結果的にその会社で出世する人もいる。
 めずらしいケースかもしれないが、これからの企業社会ではこのタイプの人も増えてくるかもしれない。

ベンチャー出向経験が買われて課長に昇進
 中堅システム会社に勤めるH氏は、平均的な社員の一人である。同期で主任に昇格したのは特別早くもないが、遅くもないという状況であった。

 あるとき、H氏の会社がIT系のベンチャー企業と業務提携することになり、H氏がその窓口となった。H氏が提携先のベンチャー企業と仕事上のやり取りを深めていくにつれ、そのベンチャー企業が魅力的に思えてきた。また提携先の社長もHさんのことを気に入っており、何度か食事に行くことになった。
 
 社長「Hさん、ウチの仕事気に入ってくれているみたいですし、ウチに来ませんか?」
 Hさん「非常に魅力的です。ただ・・」
 社長「もちろんすぐ会社を辞めて欲しいなんて言いません」
      「私が会社にかけ合いますから、出向って形ならどうですか?」
 Hさん「それならぜひ」
 社長「もし本当に気に入ったら、幹部として転職してくださいよ」
 Hさん「ありがとうございます」

 H氏が出向後、提携企業の商品はHさんの会社で大きく売上げを伸ばし、社内でも注目のプロジェクトとなった。Hさんもやりがいを感じ、本気で転職してもいいかも、と考え始めていた時である。Hさんは、部署の担当役員から呼び出され、本社に行った。

 担当役員からは思ってもいない話を聞かされた。
  新規事業を専門に行う新しい課を設立するのだが、課長になって欲しいというのである。H氏はベンチャー企業に出向し、新しい事業の経験を積んだので、新しい課のリーダーに適任という話になったという。

 Hさんは少し考えたのち、その話を受けることにした。結果的に同期の中では最初に課長に昇進することになったのである。

出資までされちゃった!サイバーエージェントの藤田社長


自分が勤務していた会社の社長から出資を受けた営業マン
 会社を辞めても、もとの会社の社長から出資までしてもらった社員もいる。ネット広告大手サイバーエージェントの藤田社長である。

 彼は人材派遣会社インテリジェンスのトップ営業マンであった。会社での待遇に不満はなかったが、自分で新しい事業をやりたくなり、ネットの広告代理店のビジネスを始めることにした。会社を辞めるためにインテリジェンスの宇野社長に辞表を出しにいくと案の定引き止められた。

 彼はトップ営業マンなので、会社としては辞められると痛い。だが藤田氏の気持ちは固く、引きとめはムリと判断した宇野社長は、今度は藤田氏が作ろうとしている新会社に出資したいと言った。

 藤田氏はそれを受けサイバーエージェントが発足した。その後同社はあっという間に急成長し、株式を上場したのはご存知の通りである。インテリジェンスの宇野社長には、藤田氏が辞職することで売上げが落ちた分の何百倍もの恩返しをしたことになる。

ローソン新浪社長は新しいタイプの出世コース

新しいタイプの実業家も
 自分が勤める会社が出資した会社に、出向者としてではなく社長になった人物もいる。ローソンの新浪社長である。

 ローソンは三菱商事が出資している会社だが、新浪氏は三菱商事内のローソン・プロジェクトのリーダーであった。
 本来は出資が決まったら、商社から出向者として社長を派遣するか、外部から経営者を雇ってくることになる。だが新浪氏は出向者としてではなく、プロの経営者として三菱商事からローソンに転職した。

 ローソンの舵取りに成功すれば、社長としてずっと活躍することができる。だが、出向者ではないので失敗したら戻る場所はない。新浪氏はゼロから会社を立ち上げた起業家ではないが、サラリーマンでもない。新しいタイプのビジネスマンといえる。

 日本でも会社組織がより柔軟になってきており、新しい出世コースも生まれてきている。まだまだ少数派だが、このようなちょっと変わった出世コースを目指すのも面白い。

【参考記事】
ベンチャー企業で出世する人
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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