なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

*

グルメの方が出世できる

 

 グルメの人は出世に有利である。いろいろなお店をバランスよく知っていることは仕事を進める上で非常に重要なことである。

昔はお店選びに気を使う必要はなかった
 かつて日本の企業は男性中心の途上国型文化であった。接待も基本的にアルコールがメインで、さらにアッチ方面が大好きなお客さんにはキャバクラなどに連れて行く。社内の飲み会も無礼講でバカ騒ぎといった状況であった。

 だが長く続いた不景気と日本社会の成熟化で接待の文化もずいぶん変わった。そもそも接待の経費が出ない会社も増えてきたし、経費が出ても食事中心の接待が中心になってきている。接待の相手も、外国人であったり、女性幹部であったりと多様化してきている。

 このように価値観やスタイルが多様化している中、ビジネスマンにとってグルメであることは非常に有利だ。気の利いたおいしいお店をたくさん知っていると出世の大きな武器になる。

外国人と女性はどんな店を好むか
 広告代理店に勤務するUさんは、外国人が好みそうな店を多く知っている。

 最近は外食関係のマーケットが変化し、いろいろな業態の店舗を少数展開する会社が増えてきている。このため、ニッチな客層を狙ったお店が増えてきている。外国人に焦点を当てたお店もその一つである。

 海外生活の経験があるUさんは、メニューを見ればそのお店の顧客が外国人中心かはすぐ分かる。同じアメリカン・ダイナーのお店でも、日本人向けと外人向けでは微妙にメニューが異なっている。さらに実際食べてみれば、どの程度の人気が出るのかも分かってきたという。

 相手がアメリカ人の場合には、アメリカン・ダイナー、中華、和食、イタリアンのどれかにすればバッチリだという。人によってはイタリアンの代わりにフレンチにすることもある。中国人なら中華かフレンチがよいそうだ。
 外国人が好むお店は、接待相手が女性の場合も有効だという。相手の雰囲気に合わせて、カジュアルが好みならアメリカンに、フォーマル好きならフレンチにするという。

 もちろん外国人だからといって皆が食事でいいわけではない。アッチ方面が好きな外国人ももちろんいる。だが日本人と同様、その系統の人のお店選びは難しくない。
 筆者もサラリーマン時代、外国人の接待をしたことがあるが、ちょっとシャイなエンジニアは可愛い娘が揃っている六本木のキャバクラに、ゴツいマーケティング担当者は同じく六本木の外人ストリップに連れて行ったら、両者とも大はしゃぎであった。

和食はカバーする範囲が広くて便利
 システム関係の会社の営業マンであるJ氏は、和食の達人である。超高級というわけではないが、小料理屋よりは立派なちょうどいい頃合の和食店を数多く知っている。
 
 「このクラスのお店はカバーする範囲が広くて便利です」
 「高級すぎるとリラックスできない人もいます」
 「かといって焼き鳥屋だとちょっと庶民的過ぎますからね」
 
 和食は外国人や女性の場合でも喜ばれることが多いのでカバーする範囲が広く便利だという。ただし、外国人の場合には、味付けや盛り付けなどがあまり繊細になり過ぎない方がよいという。味気がないと感じる人もいるからだ。確かに外国人に大人気のしゃぶしゃぶ店のタレはかなり濃い味付けだ。

グルメは社内の宴会対策にも威力を発揮する
 給料の額がハンパない外資系の投資銀行となる接待するためのお店もスケールが違ってくる。

 ゴールドマンサックスの持田社長が接待に使うフレンチの店はなんと自分がオーナーをしているらしい。会社のお金ではなく、自費でお店を開いて接待に使っているのである。どれだけ給料をもらっているのやら・・・
 
 同行には、顧客の担当者が男性だと、知的で可愛らしい女性社員がたくさん同席して顧客を落とす「美女軍団」がいるといわれていた。
 筆者もある機会があって、その美女軍団と思われる女性と会ったことがあるが、確かに可愛らしくてTV局のアナウンサーでもいいくらいの容姿だ。
 日本人同士なのに、挨拶の時にはさりげなく握手を求めてきてニコっと微笑む。確かにプライベートなお店でフレンチを食べて、このような女性と会話したら落ちてしまうかもしれない。

 話はそれてしまったが、おいしいお店をたくさん知っていると社内の宴会対策にも有益だ。同じ性別、同じ年齢層の社員ばかりのチームであれば問題ないが、多くの場合、チームの年齢層や性別はバラバラだ。年配の男性社員が好む店と若い女性社員が好む店は違っていて当然だ。

 上司がヘタに自分の好みだけで店を選んでしまうと、部下から「センスのない人」という烙印を押されかねない。このようなときは、とにかくおいしいお店を選択するのが無難だ。
 特別グルメでなくても、多少話題のおいしい料理なら嫌がる人はほとんどいないはずだ。それぞれの好みは2次会以降で発揮してもらえばよいのだ。

【参考記事】
出世する人は異性の扱いが上手
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

  関連記事

FE067_L
新規事業を考えろと言われたら

 日本は単純な高度成長の時代が完全に終了し、モノやサービスを売ることが年々難しく …

FE011_L
自分で考えて解決する習慣をつけろ

 日本の職場では周囲との強調が第一である。自分で判断することはむしろ危険ですらあ …

ED181_L
無意味な事務手続きを甘く見るな

 会社の組織は膨大な実務手続きの集合体で出来ている。組織が大きくなってくると、事 …

Image2
なぜ整理整頓すると出世できるのか?

 整理整頓が得意な人は出世しやすいとよく言われる。実際、出世した人の多くが机の上 …

kasikoi5007
あなたの周囲は賢い人ばかりでしたか?

 「自分の能力がきちんと評価されていない」そう考えるビジネスマンは多い。あるいは …

FE015_L
上司への提案の仕方

 上司に対して積極的に提案することは、場合によっては出世に有効に作用することもあ …

a0001_013651
出世する人を最初から決める会社、決めない会社

 会社にはそれぞれ出世のルールというものがある。それは皆が知っている明確なものも …

hikkosi
出世のためには転勤を受け入れるべきか

 サラリーマンをしていると、必ず突き当たるのが転勤という問題である。出世を考える …

asipipparu741
あたなの足を引っ張る人は誰か?

 出世の妨げになるのは、自分の競争相手だと思っている人は多い。だが現実にはそうで …

tamatuska55
ローソン新社長の玉塚氏に見る出世の法則

 ローソンは、現CEOの新浪剛史氏の後任として、玉塚元一最高執行責任者(COO) …