なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

*

真っ先に「でも」と反論するのは最悪パターン

 

 出世できない人に共通の特徴というものがあるが、その中でも最強の部類に入るのがこのパターンだ。上司や取引先から何か要求されたり、怒られたときに、真っ先に「でも○○××なので」と言ってしまう人である。

 このタイプの人で出世できる人はかなり少ないのだが、人数は結構多い。職場にも必ず2~3人いるのではないだろうか?もしかしたらあなたも当てはまっているかもしれない。「でもでも」君のAさんはいつもこんな感じの会話だ。

 上司「この書類、急ぎって言っただろう」
 Aさん「でも、今日中とは言われていないので」

 顧客「もっと早く対応してくれよ!」
 Aさん「でも、他の案件が重なっていたので・・・」

 上司「この案件、A君やっておいて!」
 Aさん「でも、これやったことないので・・・」

相手が考えていることを理解できない人
 書類を急いで出して欲しい上司の人は、Aさんが書類を出していない言い訳を聞きたいわけではないのだ。対応の遅さにクレームをつけている顧客も同じである。

 上司に対しては「すみません。勝手に明日まででよいと思っておりました。すぐにかかります」といえばよいし、顧客に対しては、同じ言い訳をするにしても「私のミスです。他の案件が重なってしまい混乱してしまいました。次回以降このようなことがないように徹底いたします」というべきだろう。

 だがAさんは「自分は悪くないのに!」という思いが先に立ってしまうのだ。

 「急ぎとは言われたけど、今日中とは言われていない」
 「なんで俺がこんなことを言われなきゃいけないんだ!」

 Aさんの最大の問題は、受け答えそのものではなく、相手が何を考えているか察することができないという点だ。おそらくAさんは顧客や上司が考えていることを先回りして対応しておくといった行動は取ることができない。結果として、成績も上がらなくなる。

高いプライドが邪魔をして改善できない
 Aさんは常に自分が主役でプライドが高く、人から注意されたり、批判されたりするのが耐えられないのだ。
 周りから見ればAさんが「なんぼのもんじゃい!」ということになるのだが、本人は自分は人から批判されるような人物ではないと頑なに思っているのでやっかいだ。

俺は悪くないのに!

 Aさんがそうなってしまうのは、環境なのか生まれ持ったものなのかは分からないが、多くの場合、改善するのは困難である。

 世間知らずでわがままに育った子供が、社会人になりたての頃にこのような言動をすることはよくある。
 だが多くの人は社会から学んでどんどん改善していく。だが、Aさんのように入社して5年経ってもこのような返答をしている人は、おそらく一生このパターンから抜け出せないだろう。

 もしあなたがこのパターンの人物だった場合はどうするか?根本的な解決方法はないが、できるだけ気をつけて改善する努力を続けるしかない。10回のうち10回がこのような返答だったものが、10回のうち7回に減らせれば、それだけでもかなり効果がある。

 Aさんのようなタイプの人は、人から批判は受け付けない代わりに、他人には寛容かというとそうではない。他人のミスには厳しい人が多いのだ。
 
 Aさんはおそらく出世はできないだろうが、ある程度の年功序列社会では、上司になる日もやってくる。

 このタイプが上司になると大変だ。さらに上の上司からの受けは悪いし、下からも人望がない。もしAさんタイプの上司にあたってしまったら、諦めて人事異動を待つしかない。関わらないのだ賢明だ。

【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

  関連記事

a0001_015855
ルール違反を指摘するのはルール違反

 前回は日本社会で生き残るための格言として「何を言っているのかではなく、誰が言っ …

potechi
カルビーCEOから学ぶ組織のマネジメント

 最近、菓子メーカーのカルビーの経営がメディアに取り上げられるケースが増えている …

a0008_001827
転職したいと思ったら

 キャリアのステップアップのために転職を考えている人も少なくないだろう。うまく転 …

GD172_L001
社長公募が失敗するワケ

 世の中には社長を公募するという会社がある。多くの場合、オーナー社長であり、後継 …

yakyu
体育会系は出世しやすいが・・・

 体育会の人は、文科系の人に比べて就職に有利だとか出世しやすいといわれているが本 …

a0002_0001002
勉強会好きな人には残念な人が多い

 仕事帰りや朝の時間帯などを利用した勉強会は数多く存在している。カリキュラムも実 …

PHM11_0256
ブレない人になってはいけない?

 近年、ブレない人がブームである。自分自身の考えを持ち、周囲の雰囲気でコロコロと …

sevenseshu
セブン&アイ・ホールディングス鈴木会長辞任から考える出世の法則

 セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長兼CEOがグループの経営から退く意 …

a0002_010614
世代間でコミュニケーションギャップがあることは出世のチャンスだ

 最近、スマホ世代の若者とバブル世代上司で、うまくコミュニケーションが取れないと …

komyunike
コミュニケーション能力は単体のスキルではない

 出世の要件のひとつに高いコミュニケーション能力があることを否定する人はいないだ …