なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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舛添知事問題。出世したければ、経費には手を付けるな

 

 舛添要一東京都知事の経費問題がクローブアップされている。経費をふんだんに使えることは、サラリーマン組織で出世したことの証かもしれないが、飲み食いなど半ば私的な支払いを経費で落とす行為は基本的に控えた方が賢明である。

経費の使い方で人柄が一発で分かる
 会社での経費の精算は、いろいろな人に見られているものである。もちろん会社によって様々で、一切、おとがめがなく、指定された金額の上限まで堂々と経費が使える企業もある。そうした企業では、管理職は躊躇することなく、私的な飲み食いを会社に回している。

 だが、こうした企業はもはや少数派といってよいだろう。多くの企業において経費の精算はかなりチェックされていると思った方がよい。中には、経費の使い方を細かく調べ、どのような種類の支出に経費を使っているのか分析している企業もある。実はこの手法は効果てき面で、その社員がどんなタイプの人間なのか一発で分かってしまうのだ。

 経費の使い方には、その人の人間性がよくあらわれる。部下との飲み会に多くの経費を使っている人もいれば、明らかにプライベートと思われる経費ばかり清算している人もいる。一方で、まったく経費に手を付けない人もいる。

 筆者も本格的に会社を経営していた時は、幹部の経費精算を細かくチェックしていたが、金額と場所、相手を見ると、だいだいの人となりを理解することができた。経費の清算から推定した人物像と実際の人物像が大きく乖離したことはほとんどない。

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会社にはできるだけ自分の情報を与えない
 こうしたチェックを上層部が行っていない場合でも、経理など担当部署では、経費の使い方が必ず噂になっているはずである。特殊な使い方をしている人は、基本的に多くの人に、その事実を知られていると思った方がよい。こっそり処理していると思っているのは自分だけというケースがほとんどだ。

 あるビジネスマンはこうした社内の噂を気にして、若手との飲み会もすべて自腹でカバーしていた。その人はサイドビジネスをやっていて比較的お金に余裕があったことから、それを惜しみなく、自分の腹心の部下の育成に投じていたようである。そのおかげ彼は出世し、部長のポストに就いた時には、かなりの部下が配下にいる状況だった。

 このケースはかなり特殊であり、普通はここまでする必要はないのかもしれない。だが、会社側に対して、自分に関する不利な情報を与えないよう徹底的に管理するという姿勢は注目に値する。このような人は、組織の状況がどのように変わっても、うまく遊泳することができるだろう。

 もっともよくないのが、悪いと分かっていながら、ズルズルと私的な費用の清算をしてしまうことである。こうしたパターンで公私混同を進めてしまう人は、組織人としてもっともリスキーである。

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