なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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新人は朝早く来るべきというコラムが波紋を呼んでいるが・・・

 

 新入社員はなるべく朝早く来た方がよいという大学准教授のコラムが波紋を呼んでいる。朝早く来ることを強制するのはブラック企業だとの指摘が相次いでいるようだ。
 コラムには、これが強制になってしまうと単なる時間外労働になってしまうので、両者の峻別は必要とのただし書きがある。批判の多くは、タイトルだけを見て、本文を読んでいないことに起因するのかもしれない。
 また一部には、無意味に早朝出勤を強制する企業はあるようだが、それはそれで別の問題と考えてよいだろう。

 もし出世を本気で考えているのなら、朝は早めに出勤した方が絶対によい。これは新人に限った話ではなく、年次が上になってからも同様である。

仕事ができる、できないは、たった一つのことで決まってしまう
 もし、仕事というものを、単に時間を提供することで対価をもらうという概念で行っているのであれば、時間ギリギリに出社するのが合理的である。だが給料というものが成果に対して支払われると考えるのであれば、時間前の出社は非常に重要となる。

 仕事は段取りがすべてである。特にチームの中で仕事をする場合には、自分の仕事のペースだけを考えていてはダメである。仕事が遅い人というのは、単純に作業が遅いということもあるのだが、仕事が遅い原因の多くは、他人の状況を的確に把握していないところにある。

 仕事というのは通常、数珠つなぎのようになっており、一つの作業を素早く処理したとしても、次の工程に手渡す段階で滞ってしまうと、最終的なスループットは低下してしまう。これを専門用語ではボトルネックと呼ぶ。

 こうしたボトルネックを発生させないためには、周囲がどのようなペースで仕事をしていて、現在、どういった状況にあるのか把握することが重要である。案件がたまっている時に上司に決裁を求めても、スムーズに行かないのは目に見えている。

 このあたりのマネジメントが下手な人は、結果的に周囲から仕事の段取りが悪い人と認識されてしまう。仕事ができるできないの違いは、ほぼこの一点に集中していると言っても過言ではない。

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早く到着することはインテリジェンスの基本
 出世できる人は、自分の仕事と同等かそれ以上に、上司や周囲の仕事ぶりを観察している。そしてベストなタイミングで仕事をつないでいく。こうしたスキルは対外的な営業や折衝でも生きてくるし、管理職になってからは、さらに効果を発揮する。

 つまり周囲の状況を見極める能力は、出世の基礎といってよい。ましてや、新入社員の場合、部署に関する知識がほとんどない状態である。可能な限りの情報収集を行い、先輩社員との差を縮めなければならない。

 出世できる人は、新入社員の時から出世を考えている。部署の先輩は、先輩ではない。出世を争うライバルであり、将来、自分の部下になるかもしれない人物である。その本心を見せる必要はまったくないが、そのくらいの覚悟は持っておいてよいだろう。

 社外の人と会う時や交渉などでも基本は同じである。少し早くいって周囲の状況を整理しておくことは、ビジネスインテリジェンスの基本である。ギリギリのタイミングで駆け込む人で、大きな成果を上げる人はいない。

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