なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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出世できる人は、うるさい相手ではなく、必要な相手に時間を割く

 

 社内や顧客の中には面倒でうるさい人がいる。こうした人はたいていの場合、深く付き合うメリットは少ない。しかし現実には、こうした人たちに多くの時間を取られてしまう。仕事で成果を上げるためには、うるさい人ではなく、大事な人と付き合わなければならない。

重要な人物は2割しかない。残りの8割はメリットをもたらさない
 世の中にはパレートの法則に従った現象がよく観察される。会社の利益の8割が特定の2割の顧客から得られている、情報システムのコストは一部のシステムが全体の8割を使っている、Webサイトは2割のコンテンツに8割のアクセスが集中するといった具合である。

 これは人のコミュニケーションにも当てはまることが多い。本当に重要な相手は全体の2割しかいないが、実際にコミュニケーションに割いている時間の8割は、重要ではない相手とのものであることが多い。

 営業活動で成果を上げるためには、全体の2割しかない重要な顧客に集中することが望ましい。重要な2割に集中することで効率良く全体の成果を高めることができるのだ。

 社内の人脈も同じである。重要な人はおそらく全体の2割しか存在しない。そうした人との関係をしっかりと構築していれば、十分な成果を得られるはずである。

 社内でのネットワーク作りがうまくいかない人は、重要ではない人物との付き合いに時間を割いているか、重要な2割の相手と十分にコミュニケーションが取れていないのかのどちらかである。

kankeisei

周囲の状況をいかにモニターできるか
 人に与えられた時間は有限なので、自分の時間をどうマネジメントするのかで、結果は大きく変わってくる。ムダな相手とコミュニケーションする時間は極力少なくしなければならないが、一方で、露骨に人を選んでいると周囲によい印象は与えない。このあたりはうまくコントロールする必要があるだろう。

 人間関係の構築が下手な人は、ムダな相手と多く絡んでしまい結果的に自分の時間を失ってしまう。そうならないためには、徹底的に社内の状況をモニターするしかない。

 付き合うと面倒で、自分のためにならない人が、現在、どのような状態にあるのかを把握し、その人と関わる時間を最小限にできるよううまくコントロールするのである。

 これは、社内でうまく仕事を進めるためのコツとまったく同じである。上司に裁可を求める際に重要なのはそのタイミングである。
 決裁を進めるのが下手な人は、上司と話をするタイミングが悪いケースがほとんどである。これと同じように、面倒な人につかまりやすい人というのは、相手との関係をうまく最小化するための努力を怠っているのだ。

 こうした部分にまんべんなく配慮できる人は仕事もはやく、結果的に上司からの評価も高くなり、出世しやすくなっているはずである。

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