なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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出世する人の読書術

 

 以前このコラムで「読書家は出世できないという話に潜む真実」という記事を書いた。

 読書家が出世できないという話ではなく、読書家にありがちな性格が出世から遠ざける要因になるというものであった。

 今回は出世する人が実践している読書方法についての話題である。

まとまった情報を得るには単行本が最適
 基本的に読書は、読書そのものを楽しむためではなく、情報を効率よく収集する手段と割り切った方がよい。特に実用書の単行本は必要な情報がコンパクトにまとまっており、使い勝手がよい。

 例えば会社の部門で独自のWebサイトを構築することになり、突然Webサイトの担当者に使命された、などという時にはあなたならどうするだろうか?

 とりあえずは、インターネットを覗き、Webサイトの基礎知識やSEO対策などについて検索して情報収集するかもしれない。

 ざっと情報を見るためにはインターネットは有効だが、今回のケースのように、短期間でまとまった知識を得たいときにはネットが不便なこともある。

 このようなときは単行本の活用が一番である。

 中堅メーカーに勤務するT氏は、単行本の活用が非常に上手なビジネスマンである。これまで新しい分野への取り組みはすべてこの方法でこなしてきたという。T氏の購入方法の特徴は「一列大人買い」である。

1列大人買いの効果
 例えばSEOについてまとまった知識を得たければ、書店に行き、関連の棚を探す。そしてそこに並んでいる本をとりあえず1列全部買ってしまうのである。アマゾンなどネット書店なら、検索をかけて上位に表示される本をまるごとカートに入れる。

 T氏の本領はこの後に発揮される。

 「本を買ったらまず、全部の本にざっと目を通します」
 「どの本にも書いてある共通のテーマに皆同じ色の付箋を貼ります」
 「その本にしか書かれていない独自ネタについては別の色の付箋を貼ります」
 「同じ色の付箋はその世界の常識的な話」
 「別な色の付箋は著者の独自ノウハウになります」

 T氏によれば、多くの本が8割の共通テーマと2割の独自ネタで構成されているという。実際、独自ネタで一冊の本になることは珍しく、常識的な話題でページ数をかせぎながら、オリジナルの情報を加えていくことが多い。

 「だいたい10冊の単行本を買えばその分野ではちょっとした専門家です」

高木ブーじゃないよ!

プロの評論家も活用している
 全体像が分かったところで、別な色の付箋を貼ったそれぞれの著者独自の方法論について、実際に仕事の現場で試したり、詳しい人に聞いたりして、検証を加えていく。
 ここまでやれば、どんな分野でもある程度の成果は必ず出せるという。

 単行本の大人買いでまとまった知識を得た後であれば、ネットを検索したときも、無意味な情報を上手に回避できるようになるので、検索効率が上昇する。

 関連書籍をまとめて全体像を把握するやり方は情報のプロも活用している。評論家の立花隆氏は、短期間であらゆる分野の専門家になってしまう達人だったが、彼の手法も同じようなものである。
 関連書籍をまとめて購入し、引用されている文献を一気に調べるのである。もっとも共通して引用されているものが最重要文献であり、そこから読書を進めていけば全体の理解がもっとも早く進むというものである。

 1冊の1500円の単行本を10冊大人買いした場合には1万5000円。これを安いと見るか高いと見るかは人それぞれだろう。だが、これだけの情報が整理され、かつまとまった知識が得られるのであれば安い投資なのではないだろうか?

【参考記事】
読書家は出世できないという話に潜む真実とは?
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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