なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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出世できる人は、仕事で板挟みにならない?

 

 仕事で板挟みになる人は少なくない。板挟みに状態になると、基本的にロクなことはないので、できるだけこのような状態にはならない方がよい。出世できる人は、こうした状況からの脱却も上手だが、何か特別な方法はあるのだろうか。

板挟みを解決する方法は3つ
 残念ながら、板挟みの状態を魔法のように解決する方法は存在しない。板挟みの状態が発生するのは、対立関係にある当事者が無能であることに起因していることが多く、これを根本的に解決する方法はないからである。
 当事者が有能であれば、自律的に問題を解決する方向に進むので、延々と板挟み状態が続くことはない。

 筆者も新人の頃、マネジメントの下手な上司と、外部の協力企業との間で板挟みになった経験がある。上司は無理難題を筆者にしか言わず、外部の協力企業の担当者は、クレームを直接上司には言えないので筆者にばかりぶつけていた。典型的な無能上司である。

 このような時、状況を改善する方法は三つしかない。ひとつは、こうした無能な上司は無視するというやり方である。
 一線を超えた無理難題は、例え上司でも受け付けないと決めてしまうのだ。当然、上司からは目を付けられるので、あとでやっかいなことになる可能性もある。だが社員の数が多く、異動も多い会社の場合、その上司と、今後も深い付き合いが続く可能性は少ない。スパっと割り切ってしまうというのも一つの手だろう。

 もうひとつは、倫理的に間違っていても、ひたすら上司の側につくというものである。人間としては、あまりお勧めできないが、このやり方を使っている人は実は多い。

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状況に応じて手法を使い分けるしかない
 最後は、時間が経過するのを待つという方法である。板挟みの状態になるような話というのは、実は相対的な重要度が低いことが多い。時間が経過したり、別の問題が浮上してくると、消滅してしまうこともある。特に、プライオリティの設定があいまいな日本企業の場合にはその傾向が顕著だ。

 どの方法がよいのかは、一概にはいえない。ただ、出世できる人を眺めてみると、二番目と三番目を状況に応じて使い分けていることが多いように見える。

 もっとも優秀な人は、板挟みになる状況を事前に回避している。冒頭にも書いたが、こうしたケースは、当事者の無能さに起因することが多い。事前にそのような状況になりそうかなのかは、おおよそ判断が付く。そうなる前に、事態が悪化しないよう手を打つことで、最悪の事態を回避することが可能となる。

 どんな場合でも、情報収集に勝る手段はない。出世できる人は、状況をうまく察知し、自分への影響ができるだけ少なくなるよううまく立ち回るのだ。

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