なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

*

何かともったいつけた言い方をする人

 

 何かと、もったいつけた言い方をするビジネスマンは多い。これは出世の大敵となるので、十分気をつけた方がよい。自分では気が付かないことも多いので、より冷静な自己分析が必要である。

自己保身と大きく見せたい願望
 もったいつけた言い方をする人には、いくつかのパターンがある。ひとつは強烈な自己保身である。「まだ最終決定になったわけではないので・・・」「正式な採用となるまでにはいくつかの手続きを踏む必要がありまして・・」「確実に売れると保障できるというものではなく・・・」などなど。とにかく自分には責任がないということをアピールしたいというオーラが満開である。

 自分を大きく見せたいという潜在的な欲望がある人も、何かにつけて、もったいを付けたり、思わせぶりな言い方をする傾向が強い。自分はちゃんとしているのだということを過剰にアピールしたい人にも同じような傾向が見られる。

 こうした言動は、周囲にいい印象を与えるはずがない。基本的にマイナス要素にしかならないので、本気で出世したいと考えているのなら、ぜったいにNGである。

 組織において自己保身することと、自己保身したいということを日常的に表現することは天と地ほど違う。自己保身願望を周囲にアピールしている人は、人望がないことを宣言しているようなものである。
 自己保身とは、自己保身しそうもない人が、突然、豹変して自己保身することに意味があるのであって、自己保身しそうだということを周囲にバラしていては本末転倒である。

mottaitukeru

思い切って他人に聞いてみるという方法も
 周囲が不快であるにもかかわらず、こうした言動を取っているということは、その本人には周囲を不快にさせているという自覚があまりない。といよりも、自己保身だったり、自分を大きく見せたいという願望が強すぎて、周囲の印象まで気が回っていないのである。

 これは組織におけるコミュニケーションというゲームで非常に不利な立場に置かれることになる。組織の中の駆け引きは、相手が何を考え、どうして欲しいのかを先回りするゲームでもある。どれだけ多くの人の、気持ちを先読みし、それに対応することができたのかで出世ゲームの勝者が決まる。

 その点でいくと、自分のことばかりに気にしている彼等の立場はかなり厳しいということになるのだが、もったいつけたがる人は、ほとんどその自覚がない。自分がそうなっていないかを確認するためには、人の言動を見て、自分が同じようなことを言っていないか、常に気を配るくらいしか方法がないのだ。

 自分では分からないことは他人に聞いた方が早いこともある。社内では何かと不都合なので、例えば、取引先などの人で親しくなった人などに、「私はもったいつけた言い方をしていませんか?」と思い切ってに聞いてみるのもよいだろう。
 それなりに信頼関係のある人なら、意外とストレートに指摘してくれるかもしれない。時にはこうした変化球的な自己チェックも必要である。

  関連記事

GD123_L
人をうまく操って出世する方法

 他人というのは本当に思うようにならない存在である。人を思うように操ることができ …

hitotososiki6740
人を動かすことと組織を動かすことは違う

 ある程度、組織の中での役職が上がってくると、物事に対する見方というものも変えて …

nichigin
日銀審議委員に見る出世の極意

 世の中では日銀による異次元の金融緩和が大きな話題となっている。黒田新総裁が就任 …

Image8
仕事を速く進めるためには

 仕事のスピードが速いことはビジネスマンにとって非常に重要なことだ。仕事のスピー …

FE011_L
ベンチャー企業で出世する人

 ベンチャー企業で出世する人は、大企業で出世する人とかなりタイプが異なっている。 …

zenryoku001
出世できる人は入社初日から全力投球している

 社内で出世に関して具体的に差が付き始めるのは、多くの企業では管理職になってから …

a0002_001517
部署が変わっても成功する人の秘訣

 人事異動で部署が変わり、なれない仕事で苦労する人も多い。自分が望まない仕事や自 …

potechi
カルビーCEOから学ぶ組織のマネジメント

 最近、菓子メーカーのカルビーの経営がメディアに取り上げられるケースが増えている …

GD169_L
ブラック企業から学べること

 最近ブラック企業が話題である。企業の中には確かに犯罪まがいのところもあり、その …

kitaichi4477
出世できる人は、無意味に期待値を上げない

 当たり前のことだが、人の評価は人が行う。そうである以上、完全に客観的な評価とい …