なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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出世できる人の話し方には共通項がある

 

 出世できる人の話し方には一定の共通項がある。逆に言えば、これを真似すれば、あたなも出世できる人になる可能性が高まってくる。上手に話すスキルは、出世に限らず、ビジネス全般にあてはまる普遍的なものといってよいだろう。

ビジネス上の対話に「掴み」は必要ない
 上手に話せるかどうかは、実は話す前に決まっている。話が上手な人は事前準備を怠らないという共通項がある。話す相手の特徴や現在の状況について、情報収集しているのだ。
 話の切り返しが上手い人は、頭の回転が速いからだと思われているが、必ずしもそうとは限らない。最終的には事前の準備が決定打となるのだ。

 次に重要なのは話の「掴み」である。不特定多数の人を相手にする場合には、とりえあず興味を引く話題をぶつけるという手があるが、通常のビジネスミーティングや社内の場合には、こうしたやり方はあまりオススメできない。相手によっては不快に感じるケースもあるからだ。

 そもそも、実務的なことを望む相手に余計は話は必要ない。掴みとして重要なのは、何について話すのかについて明確にすることである。

 何について話をするのか相手が分かっていない場合、相手は、話の文脈が理解できるまで、真剣にあなたの話を聞かなければならない。これは相手に対して一方的に負担を強いる行為であり、これはできるだけ避けた方がよい。何について話をするのか明確にすることこそが、掴みにおいて重要なことである。

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できるだけ簡潔に。そして自分自身の理解が先決
 では実際に話がスタートしたら何に気をつければよいのだろうか。重要なのは、簡潔に話すことと、必ず順序立てて話をすることである。

 回りくどい説明はあらゆる人に嫌われる。説明が回りくどい人の80%は、説明が下手なのではなく、自分自身がその事にについてしっかり理解していないことが原因である。まずは正確に理解することが、説明を簡潔にする第一歩といってよいだろう。

 話があちこちに飛ぶ人も同じである。頭の中で物事が整理できていないので、思いつきで話が飛んでしまう。自分でも整理できていないことを相手に押し付けるのは非常に失礼な行為である。自分の中で整理整頓することは必須と考えた方がよいだろう。

 まず最初に話の内容を簡潔に説明し、場合によってはおおまかな結論も述べておいた方がよい。その上で、順序立てて説明していくと相手は理解しやすいはずだ。

 特に相手が部長や役員など、役職が高い人ならなおさらである。現場の専門用語など知らない可能性があるので、できるだけ平易に、簡潔に話すのがコツである。

 話上手に王道はない。常に練習することが大事である。頭の中で、これを上司に説明するのはどうしたらよいか、というシミュレーションを行い、説明する内容を思い浮かべるのだ。こうした日々の地味が取り組みが、話上手を生み出していく。

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