なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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出世できる人は物事の理解の仕方が違う

 

 出世できる人とできない人には、物事の学び方に大きな違いがある。この違いは最初はそれほどもでもないが、時間が経過するにつれて致命的な差となって表れてくる。

何に対して苛立ちを感じるか
 日本は詰め込み型の勉強法が主流となっているせいか、とりあえず意味を考えずに覚えた方が有利になることが多い。学校の勉強は、そのやり方である程度までは行くのだが、実際に社会に出るとそれでは足りなくなってくる。

 まずは基本的な知識を得ることは重要なのだが、それに加えて、物事に対する本質的な理解がないと応用がきかなくなる。単純に覚えることしかできないと、どうしても仕事に限界が見えてきてしまうのだ。

 物事の理解には2段階あるといわれている。

 ひとつは、単純な暗記ができるかできないかというものである。単純な暗記ができるかどうかは、頭の善し悪しよりも、真面目か不真面目かという生活習慣の方が大きく影響する。真面目な人は、黙々と暗記することができるので、とりあえずの知識が頭に入るが、不真面目な人は、集中して覚えることそのものが苦痛である。

 暗記ができる人は、覚えられないことにたいして苛立ちを感じるが、暗記できない人は、覚えられないことに対してはあまり苛立ちを覚えない。むしろ、集中して作業をすることそのものを嫌う。いくら応用が大事といっても、最低限の知識がないと話にならないので、まずはこのステップをクリアできないと出世は難しい。

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覚えることだけに満足していないか
 問題はその次のステップ、つまり、単純な暗記から理解へと至るフェーズである。実はここにも大きなカベがあり、出世できるかどうかにも大きく影響してくる。

 理解力のある人は、たとえ暗記ができても、腑に落ちないことに対しては苛立ちを覚える。だが、理解力が乏しい人は、覚えることに満足してしまい、理解できないことに対して苛立ちを感じない。このため、疑問に思うという感覚が磨かれないのである。

 会社の仕事は状況に応じて進め方を変えていかなければならないが、覚えることだけが得意な人は、最初に覚えたた知識や仕事の進め方に固執してしまうのだ。

 ヒラ社員として言われたことだけをこなしている分には問題ないが、これが組織をマネジメントする立場になると話が変わってくる。本質を理解した上で、状況に応じてある程度、柔軟に取り組むことができないと組織は回らないのだ。

 こうした傾向は、真面目で一生懸命物事を覚えようとする人に顕著である。なるだけ早いうちにこうした思考回路からは自由になっておく必要がある。

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