なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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出世できる人は無意味なことを無意味と理解している

 

 組織の中で仕事をしていると、無意味なことに出くわすことが多い。出世できる人は、無意味なことを無意味と理解しながら取り組んでいる。
 一方、出世できない人は、無意味であることを理解していないか、それを受け入れていないことが多い。当たり前のことだが、この違いは大きい。

日本型組織におけるビジネスマンの分類
 非合理的に仕事が進む日本企業の場合、無意味な作業は非常に多い。このような状況に直面した時、ビジネスマンの行動は以下の3種類に分かれる。

 ①非合理的なことを好まず、抵抗するものの、最終的には嫌々作業をする人
 ②非合理的であることを認識せず、当然のこととして取り組む人
 ③非合理的であることを認識しながら積極的に取り組む人、

 多くのビジネスマンは当初は①なのだが、徐々に組織の現実を受け入れ、②に変わっていく。そのうち、自分が①だったことを忘れて、積極的に②の人材になっていく人も多い。このタイプは日本の組織における中核となる人材といってよいだろう。

 中には最初から②という人もいるが、この人は、筋金入りの小役人タイプということになる。組織に馴染むことは簡単かもしれない。

 中堅社員になっても①のままという人も一定数存在している。日本型組織にはうまく馴染めないタイプということになるかもしれない。

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気持ちを切り替えるのは早い方がよい
 日本の組織で出世できる人は、当然のことながら③の人材である。③のタイプの人は、上司や同僚、部下がどのタイプの人であってもうまく意思の疎通ができるので、多くの人から信頼を得やすい。

 ①の人に対しては「会社というのはバカバカしいものだが、これも仕事だから手を抜かずにやろう」と励ますだろう。①の人は結局、その仕事をするわけだから、そのように対応してもらった方が気分的にラクになるはずだ。結果的に③の人は①の人からも信頼される。

 ②の人は、非合理的なことが当然と思っているので、否定しないことが重要だ。③の人は、こうした人の仕事の進め方は決して否定しない。それが大きな弊害にならないうちは、尊重していることが多い。結果として②の人からも信頼されることになる。

 上司から見ても、③の人は、周囲をうまく取りまとめることができる人材に映る可能性が高く、評価も上がりやすくなるわけだ。

 どうせ、非合理的な組織に在籍し続けるのなら、早めに気持ちを切り替え、③になった方がよい。スタートは早いに越したことはないのだ。

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