なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

*

出世できる人は2回目を大事にする

 

 会社の上司や顧客などに自分を売り込むことは出世において非常に重要な意味を持つ。相手の目にとまらなければ、そもそも競争の土台に立つことができないからである。
 だが相手にうまく印象付けられるチャンスはそうそうない。出世できる人は、こうしたチャンスをモノにするのが上手だ。

売り込みは売り込む前から勝負が決まっている
 ちょっとしたチャンスを見つけて自分を売り込むことは重要だが、大事なのはそのタイミングである。自分を知って欲しいという思いが強すぎると、大抵の場合、こうした取り組みは失敗に終わってしまう。相手にうまく印象付けるためには、相手がソノ気になっている時を狙わなければならない。

tatibanashi554 会社のエレベータで役員と出くわし、「君は○○君かね」と声をかけられたとしよう。その時、オレオレ・モード全開で自分のことをマシンガン・トークしても、相手にはほとんど印象に残らない。役員ともなれば、部下のこうした売り込みやおべんちゃらなど日常茶飯事だからだ。

 だが、相手のことを事前に調べているなら話は別だ。その役員と親しい人の話題や、趣味の話など何でもよい、相手が気にすることをしゃべることができれば、相手からの印象はまるで違ったものになる。

 メーカーの営業職であるF氏は、常務とのちょっとした会話から出世の糸口をつかんだ。F氏は、常務が主導となり、会社の販売代理店網を再構築するというプロジェクトがあることを、それとなく聞いていた。

 たまたま常務と立ち話することになった際、F氏はさりげなく、以前、ある地域の代理店網の再編の仕事をしたことがあることを、会話の中に紛れ込ませたのである。F氏はそのプロジェクト・チームに抜擢されたが、「彼はどうだ」と名前を挙げたのは、その常務だったそうである。

1回目は控えめに、2回目は積極的に
 要するに、すべては情報戦であり、事前に相手のことをどれだけ知っているのかがカギとなるのだ。自分の売り込み方がうまい人は、すでに売り込む前から、勝負がついていることになる。

tatibanashi568 大事なことは1回目のチャンスでは決して欲張らないことである。とにかく相手に印象付けることが大事であり、それ以上を求めてはならない。本当の勝負はむしろ2回目のチャンスということになる。

 1回目で相手に印象付けることに成功し、次のアポイントやミーティングにこぎ着けたとすると、まさにここは勝負どころである。
 相手は、すでにあなたなからの詳細な説明や売り込みを期待しているわけだから、ここでは思う存分、オレオレで自分を売り込めばよい。

 ここでは遠慮は一切無用である。逆にいうと、2回目のチャンスで、物事が先に進まなかった場合には、その次はないと考えるべきである。

 ポイントを突いた控えめな1回目と、売り込みモード全開の2回目。この2つの組み合わせが、自分を売り込む際の鉄則である。

【参考記事】
35歳転職限界説が消滅したのは本当か
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

  関連記事

MAIL
誰が出世するのかを見極める方法

 会社の中で誰が出世するのか分かれば、いろいろと便利だ。もちろん自分がその対象な …

takuhai4211
出世できる人は、仕事に集中しない

 出世できる人は仕事に集中しない。こう書くと多いに誤解されそうである。出世できる …

setoku7455
出世できる人は、状況に応じて説得方法を変えられる

 ビジネスにおいて相手を説得することは極めて重要なスキルである。営業活動における …

a0001_011488
何を言っているのかではなく、誰が言っているのか

 日本社会で生き残るための格言にこういうものがある。「何を言っているのかではなく …

kanpai001
飲みニケーションは必要か?

 最近ではだいぶ少なくなったが、それでも会社での飲み会はそれなりの頻度で存在する …

KURU
冷静さをムリに装う人は出世できない

 冷静であることは基本的によいこととされている。すぐ熱くなるようなタイプは感情に …

Image2
ミスはかなり大目に見てもらえる

 仕事でミスをしてしまい悩んでいる人は多い。意外なことだが、仕事のミスは実は出世 …

FE052_L
部下に人気がないと出世できない?

 年功序列の制度を維持するためには継続的な規模の拡大が必要となるが、もはや多くの …

potechi
カルビーCEOから学ぶ組織のマネジメント

 最近、菓子メーカーのカルビーの経営がメディアに取り上げられるケースが増えている …

sitsumon664
出世できる人は、相手からの質問に「はい」か「いいえ」で答えられる

 出世できる人は、常に自分ではなく、相手の目線で物事を考えている。このためコミュ …