なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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ライバルは目の前にいない可能性が高い

 

 会社の中には、自分のライバルになる社員がいる。だが今、目の前にいて、成果を競っている相手が本当のライバルなのかは分からない。最終的な目標をどこに置くのかで、誰がライバルなのかは変わってくるのだ。

若手のうちは特定の誰かと争う必要はない
 比較的規模が小さい会社で、部署間の異動も少ない場合には、話は別だが、ビジネスマンが最終的に出世するまでにはいくつかの段階がある。

menomae3211 平社員から主任クラスまでの間は、ほとんどの場合、経営陣など組織の上層にいる人は選抜に関与しない。それぞれの部署で、中間管理職が、ある程度の能力のある人を一定数抜擢していればよいという考え方である。

 直属の上司の「引き」や「推薦」が重要であることは間違いないが、その後も、その上司との関係が続くとは限らない(外資系企業の場合は少し事情が異なるケースがある)。とにかく、同期よりも頭ひとつ飛び出ることが重要であって、どのラインに乗っているのかについては、あまり気にする必要がないのだ。

 自分の身近にいる同僚で自分のライバルになりそうな人がいたとする。だが最終的にその人物と出世レースを争うとは限らない。どの同僚が最初に管理職に出世して、次があなたであっても、トータルではほとんど影響しないことが多いのだ。

 管理職レースの次の段階はまた別なルールで始まっているからである。逆に言えば、この段階で過度に同僚をライバル視することはナンセンスであるともいえる。

本当のライバルはどこにいるのか?
 管理職に昇進し、さらに上級の管理職に昇進するという段階になると、組織の上の人もその人事に関与してくることになる。この頃になると、誰の下に付いたのかという部分が大きく影響してくる。

menomae3233 また目指すべき上のポストもだんだんはっきりしてくるので、自分にとって誰がライバルなのか、明確になってくるはずである。この段階になってはじめて、本当にポストを争う相手を意識する必要が出てくるというわけである。

 営業部に3つの課があり、課長が3人いるというケースでは非常に分かりやすいが、各部門のローテーションが激しい会社の場合には、同じ部の課長が上のポストを争うわけではないこともある。

 おそらく課長クラスに昇進する時には、自然と身に付いているかもしれないが、会社の人事のローテーションはよく理解しておいた方がよいだろう。

 自分の本当のライバルは、直接目に触れない部署の同僚かもしれないし、大きい会社の場合には、その同僚のことはよく分からないという可能性もあるのだ。

 目の前にいる相手を過剰に意識してしまうタイプの人は、大局を見誤る可能性があるので注意が必要である。

【参考記事】
出世するには鈍感力も必要
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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