なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

*

付き合いは等距離が基本

 

 出世を考えるのであれば、若いうちの社内の付き合いは、できるだけ各方面と等距離な方がよい。ある程度の立場になれば、好むと好まざるとに関わらず、いわゆるどこかの派閥に属することになる。だが若い間は、特定の色がつかない方がよい。

支店長グループと見なされていた社員
 ある上司のグループに属しているという色が付きすぎると、別な上司がその人を引っ張ることに対して、少し躊躇が出てくることがある。これはあまりよい結果をもたらさない。

tuskiai7500 ある専門商社での話である。ある地方支店の支店長は個性の強い人で、その人を中心にちょっとした社内グループが形成されていた。そこの支店に配属された部下で成績がよい人は、支店長にかわいがられたので、そういった人は何となく支店長グループの社員と見なされるようになっていたのである。

 20代後半でその支店に配属されたUさんもそんな一人であった。比較的仕事ができ、夜の付き合いも得意だったUさんは、支店長ともよく飲みに行き、支店長もUさんを評価していた。

 そういった様子は社内では結構、伝わるものである。Uさんは支店長グループの有力なメンバーの一人というイメージが出来上がっていた。
 だが実際には、Uさんは直属の上司にしっかり付いていくタイプではあったものの、支店長のグループというほどではなかった。

上司が客観的な人ばかりとは限らない
 Uさんはその後、本社に戻り、本社の課長の下で実力を発揮し、同期ではもっとも早く課長に昇進した。同期など周囲の人は、彼を引き上げた人が、本社の課長だったことに少し驚いていた。例の支店長をしていた人物との関係が強いと思っていたからである。

tuskiai7522 だが周囲のイメージとは異なり、Uさんは本社に異動になった後には、新しい本社の課長にしっかり尽くしてきた。本社の課長もそのあたりを評価し、Uさんを次の管理職として推薦したのである。

 Uさんを引っ張り上げた上司は、Uさんのことをよく観察し、どういう人物なのかを見極めることができる人だったので、Uさんはうまく昇進することができた。だが周囲のイメージでしか物事を判断しないようなタイプの上司もたくさん存在している。

 そのような上司にあたってしまったら、Uさんは、支店長の息のかかった社員とみなされる可能性も高かったのである。つまらないことは考えず、まずは直属の上司にしっかり仕えることは大事なことである。

 だが一方で、もう少し大きな視点で、自分がのように映っているのかについて考えておくことも大事である。特に若いうちは、あらゆるグループから一定の距離を保っている方がよいだろう。

【参考記事】
出世する人の感謝の仕方
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

  関連記事

kansatsu4197
出世する人は話ながら相手を見ている

 人との会話をどのように進めていくのかはビジネスにおいて非常に重要である。仕事が …

a0002_010996
ITツールは新しいモノを使え

 IT関連商品のサイクルは早い。次々と新製品が登場してくる。若い人は新しい商品に …

0001
成果主義はなぜ定着しないのか?

 日本の企業で成果主義という言葉が使われ出してから久しい。一時は多くの会社で成果 …

a0008_001832
出世したければ自分の仕事という感覚は持つな

 職場ではそれぞれが担当の仕事を割り振られる。それは自然と自分の仕事ということに …

kenjo02
謙譲語を連発する人は出世できない

 敬語は上手に使えればそれに越したことはない。敬語にはコミュニケーションをスムー …

sukejuru
出世できる人は時間ポートフォリオを進化させる

 出世して役職が上がるに連れて、大きく変わってくるのが時間の配分である。役職が高 …

a0002_0106001a
年上の部下を持ったらどうするか

 一部の企業ではまだまだ続いている年功序列だが、すでに年功序列が崩れてしまった企 …

jousibunnrui2147
上司を分類して対処法を探る

 これからのサラリーマンは、たとえ会社に勤務していても、自らをひとつの独立した企 …

Image2
人間関係は相関図を書いて解決しよう

 職場の悩みでもっとも多いのが人間関係である。性格や能力がバラバラな人間がひとつ …

FQ021_L
必殺ジジ殺しは出世の切り札になるのか?

 実業家や起業家の世界には「必殺ジジ殺し」という言葉がある。若い起業家で大成功で …