なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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都合が悪いことを無視する人

 

 都合が悪いことがあっても、それを報告したり連絡しない人というのは必ず一定数存在する。部下や取引先などでこのような人にあたってしまったら最悪である。
 本気で出世しようと思う人にとっては、このような人によってもたらされるトラブルを最小限にするための取り組みが必要となる。

無責任と非難しても意味がない
 先日、修学旅行のバス手配を忘れ、旅行を中止させようと学校に自殺予告の電話をした旅行会社社員がニュースで話題となった。手配を忘れたことを言い出せず、どうしようもなくなって、予告電話をするに至ったようである。

nagedasu6051 この社員の行動はどう考えても非合理的であり、多くの人が「なんでこんなことをするのか?」とクビをかしげるかもしれない。確かにこのケースでは、警察が出動する事態になっているのだが、大したことのないレベルであれば、似たような状況があちこちで発生しているのではないだろうか?

 筆者もサラリーマン時代、似たような経験をしたことがある。外注先にいくつか仕事を依頼していた時、納期が遅れている外注先に何度も催促の連絡を入れた結果、担当者がすべてを放り投げて、会社に来なくなってしまったのである。すべてはゼロからやり直しとなった。

 仕事を放り投げたその担当者を責めることは簡単だが、現実問題として、そのような状況に出くわしてしまって損するのはこちらである。その時は大したプロジェクトではなかったので、何の問題もなかったが、これが重要なプロジェクトであれば、人事のマイナス評価にもつながりかねない。

 こういった人は、普通「無責任な人」ということで片付けられているのだが、心の底から無責任かというとそうではないことが多い。

完璧ではないが兆候はある
 つまり、最初から言われた通りにやるつもりはない、という人は少数派であり、少なくとも、きちんとやらなければならないという意識は持っていることが多いのだ。

nagedasu6061 だが仕事の状況が厳しくなってくると、何をどの順番で処理すればよいのか分からなくなり、ある一線を越えると一気にすべてを投げ出してしまう。

 もちろん、こうしたことも含めて無責任というわけだが、現実的な解決策として、この手の人に責任感を主張してもほとんど無意味である。自分では責任感があると思っているからだ。

 このような人からの被害を避けるには、そのような事態にならないよう、最初から手を打つしかない。まずは、相手が突然投げ出すタイプの人なのかを事前に認識しておくことが重要である。

 事前に人のタイプを見抜くのは簡単ではないが、ある程度までなら方法はある。仕事を投げ出すタイプの人は、メールや電話のやり取りで、その片鱗が見られることがあるので、それを利用するのだ。

 送ったメールに対して「了解しました」といった確認の返信をしない人は、仕事を投げ出しやすい傾向がある。了解しましたと返信した方が、相手は安心するだろうとは考えない人だからだ。

 ミスに対する指摘に対して謝らない。都合が悪くなるとメールのレスが遅くなるといった人も要注意だ。こうした兆候をよく観察していると、それなりの確率で相手を見極められるようになってくる。

【参考記事】
伊藤忠が導入した社員朝型化から出世の法則を考える
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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