なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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自己主張にはコストがかかる

 

 会社の中で若いうちから自己主張をすることはマイナスだといわれる。閉鎖的な日本の組織においては、残念ながらその指摘は当たっている。基本的には若いうちは自己主張をしない方が、出世には圧倒的に有利である。

年配者が自己主張できるのは貯金があるから?
 日本の組織は、基本的に年功序列になっており、多少の抜擢はあっても、年次の違いによって秩序が形成されている。これがグローバルに見た場合、弱点になってきているのだが、ここでそれを論じても意味がない。jikoshucho556

 このような組織では、秩序が乱れることを大変に嫌う。このため、若い社員の自己主張は、ポーズとしてなら許されるが、それ以上は決して許容されないのである。

 日本の組織において自己主張はコストがかかる行為と考えた方がよい。年配者は今までガマンを重ねてきたので、その分、貯金がある。自分より下の人に対しては、その貯金を使ってワガママを通してもよいという理屈になっている。
 だが若い人には貯金がない。つまり自己主張をするための原資がないのである。

 その状態であえて自己主張するということになると、それはマイナス、つまり借金ということになる。若いうちから借金まみれになってしまうと、ある程度年次が上になっても、それはようやくプラスマイナスがゼロになる程度である。ワガママを通すための、十分な貯蓄にはならないのだ。

外資系企業は実はもっと厳しい?
 日本の組織では自己主張は御法度だといったが、諸外国はどうなのだろうか?外国の企業は、日本企業に比べて自分の意見を言うことについては寛容かもしれない。だが上司の決定に絶対的に従うかどうかという点では、おそらく日本企業よりもはるかに厳しいだろう。

jikoshucho557 外資系の企業に入り、日本企業と同じような感覚で、聞かれてもいないのに上司に意見をしたり、上司の決定に反対するといった行動を起こして、クビになってしまう人が結構いる。

 諸外国では聞かれた時にはむしろ自分の意見をしっかり言った方がプラスに評価されるが、上司の意思決定権については絶対というところが多い。

 上司の決定をないがしろにするような言動は致命的な結果をもたらす。むしろ日本の組織は不満タラタラの状態でもそれなりに許されてしまう、緩い組織なのである。

 徐々にではあるが、日本の企業風土もグローバル化の方向に進みつつある。

 表面的には自己主張をすること寛容になっていても、上司の決定に対しては、絶対的な受け入れを求められるようになってくるかもしれない。いずれのパターンになるにせよ、聞かれる前に自己主張をすることは百害あって一利なしである。

【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則

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