なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

*

出世のために超えなければならない2つのカベ

 

 出世のためには超えなければならないカベが2つある。ひとつは上司を顧客と思えるかどうかというカベ。もう一つは、直接的に利益にならないことを割り切るというカベである。両方が達成できた時、あなたの出世力は一気に高まっているはずだ。

上司は顧客であると思えるか
 上司は自分の評価や、場合によっては昇進の決定権を握っている。上司の評価が出世に影響しない会社も希にはあるが、ほとんどの場合、直属の上司の評価は極めて重要だ。
 つまり、上司に気に入られなければ、あるいは上司から必要と認められなければ、出世することは難しいのである。

joushi77a 上司は同じ会社内にいるが、広い意味では自分にとって顧客ということになる。ビジネスは顧客が自分の商品や提案を気に入ってくれなければ成立しない。それと同じことが上司にもあてはまるということである。

 だが、顧客からボロクソに責められても何とかガマンできるが、相手が上司となるとそうはいかなくなるという人は結構多い。
 また顧客に対しては、何を望んでいるのか考え、先回りして提案しているにも関わらず、上司に対しては同じように行動しない人が多い。

 それは、上司は自分の身内と思っているからである。身内であるが故にドライになれないのだ。
 だが出世できる人は、上司を明確に顧客と捉えている。顧客である以上、ニーズを先回りしたり、ご機嫌取りをするのは当たり前である。これができるかできないかが最初のカベとなる。

すぐに成果がでなくても耐えられるか?
 次のカベは、上司を顧客と見立てた場合の利益に関するものである。相手が外部の顧客の場合、いろいろと神経を使ったとしても、報われるタイミングがすぐにやってくる。しばらくすれば、顧客からの発注などを獲得できるからである。だが上司の場合はそうはいかない。

joushi77b 上司は外部の顧客ではないので、上司に対する振る舞いが、すぐに実利に結びつくとは限らない。何年か経過してから、それが効果を発揮する場合もあるし、最悪の場合には、どれだけ努力してもそれが実を結ばず、効果があったのかなかったのかも分からないというケースすらある。

 それでも、上司への対応はずっと続けていかなければならない。考えようによっては、実にバカバカしい話なのだが、そうであるが故に、これが二つ目のカベとなって立ちはだかる。

 上司を顧客であると割り切り、成果があるかないかに関わらず、そうした対応を続けていくというのは、内容的にはそれほど難しい話ではない。だが、それを継続するのはとても難しい。

 だが逆に考えれば、それをやりきることができれば、出世への道は大きく開けてくる。精神的には多少キツくても、チャレンジしてみる価値は十分にあるといってよいだろう。

【参考記事】
曖昧上司にあたってしまったら
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

  関連記事

dora
ドラッカーを信奉する人は出世できない?

 日本ではなぜかドラッカーが大流行である。日本ではドラッカーは経営学の世界的権威 …

a0002_005490
時間管理がうまい人は出世する

 順調に出世する人の多くは時間管理が上手だ。また机の上などが整理整頓されているこ …

pc
同じ部門を進む人とあちこち異動する人

 会社の中の人事異動をよく観察してみるといろいろ面白いことが分かる。  基本的に …

eigo6549
語学は出世に必須なのか

 英語の問題は日本企業において、長く議論の対象となってきた。グローバル化の進展で …

jousibunnrui2147
上司を分類して対処法を探る

 これからのサラリーマンは、たとえ会社に勤務していても、自らをひとつの独立した企 …

PHM11_0672
リストラされた時の対処方法

 終身雇用の制度が崩壊した今、どんなに優良な企業に勤めていても、会社をリストラさ …

doryoku220
努力は必ず報われるという話の真偽

 先日、「努力は必ず報われるとは思うな」という明石家さんまの発言がネットで話題に …

hyojobosi4673
表情が乏しいのか、感情が乏しいのか

 出世できる人は、先入観を持たずに物事を見るクセがついている。これができるように …

torisimariyaku
取締役と執行役員の違いを知らないと出世できない?

 最近では執行役員という肩書きは普通になってきたので、あまり意識することはなくな …

a0002_010996
ITツールは新しいモノを使え

 IT関連商品のサイクルは早い。次々と新製品が登場してくる。若い人は新しい商品に …