なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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出世したいなら下積みで手を抜いてはダメだ

 

 ベンチャー企業や中小企業は、人材に余裕がないので、新入社員にのんびり下積み仕事をやらせている余裕はない。だが大企業は基本的に人が余っており、新入社員には、コピー取りなどの、いわゆる「下積み」仕事が課されることも多い。
 下積みでの経験は将来的にも役に立たないことが多いのだが、同じ会社で出世しようと思っているなら話は別だ。下積みで手を抜いていると出世に響く。

同じ会社での出世を考えるなら下積みは重要
 下積みの仕事のほとんどは無意味なものである。これを身につけたところで、転職市場で職務経歴書に書き込めるような実績には到底ならない。そもそも下積みの仕事は、意味のないことでも黙々こなせるようなマインド(言葉は悪いがいわゆる社畜マインド)を身につけるためのものであり、何らかのスキルを得るためのものではないからだ。

taihen01 だが、今後も同じ会社に在籍し続け、そこでの出世を考えているのなら、下積みの経験は大切だ。多くの日本企業ではいまだに会議の資料をすべて紙に打ち出し、その場で資料を見るという作業を行っている。会議の資料作成は典型的な下積みの仕事なのだが、こうしたところは、社内ルールのオンパレードになっている。

 ホチキスの留め方や資料番号の振り方、資料を配る順番や敬称の表記方法など、実にくだらないルールがたくさんある。会社の中の政治力学では、こうしたルールをいかに守れるかが非常に重要な意味を持ってくる。
 下積み時代の経験は、こうした企業ムラ社会の村内ルールを勉強するための時間というわけである(形式にこだわる社風の会社では、中堅社員になった時、こうした社内ルールに疎い人はかなりのマイナス評価となることが多い)。

 また資料の準備などを通じて、上司の人間関係や社内の噂なども耳にすることになる。後になってみればこうした情報が結構役に立つことになる。

不本意な状況でも諦めて受け入れることも必要
 だがよく理解しておく必要があるのは、こうしたスキルはあくまで、独特のムラ社会でしか通用しないという事実だ。
 転職を繰り返してキャリアをアップしようとしている人にとっては、こうした下積み時代の経験はほとんど無価値といってよい。同じ作業をしていても、片方では非常に重要な意味を持ち、片方ではまったく無意味なことになってしまう。

copy002 とはいえ、将来転職をするつもりだからといって、下積みの作業をしながら、何か勉強したりすることができるわけではない。結局会社にいる時間は仕事しかすることがなく、与えられた仕事が資料の準備であれば、それをやるしか方法はない。

 ということであれば、嫌々やっても、嬉々としてやっても、結局は同じということになる。
 どうせ無意味な仕事でも、きちんとやらないよりはマシという感覚で取り組むよりほかないだろう。サラリーマンの場合、人事異動も含めて基本的には自分の好きにはならない。不本意な状況でも受け止め、現実を受け入れるスキルも重要である。

【参考記事】
日本語を理解できる人は意外と少ない
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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