なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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残業時間が長い会社で出世するためには

 

 最近はだいぶ減ってきたが、それでも日本の会社は長時間残業が多いといってよいだろう。残業が常態化している会社は、多くの場合、帰りにくいという雰囲気が蔓延しており、長時間残業を皆で競うような状況となっている。こうした会社で出世するにはやはり長時間残業を積極的にやらなければいけないのだろうか?

長時間労働が発生しやすい会社
 この答は半分イエスであり、半分ノーである。長時間残業が発生しやすい会社は、以下のどちらかであることが多い。ひとつは仕事の成果が評価基準になっていない会社、もうひとつは、事業そのものの付加価値が極めて低い会社である。

energydrink010 年功序列型の会社に多いが、仕事の評価基準が仕事の成果ではないという会社は多い。考えてみればおかしな話だが日本企業の多くが成果型の評価体系になっていない。そうなってしまうと、組織への順応性などが評価されることになり、残業をこなしているかはその安直な評価基準となりがちである。

 会社の業態が低付加価値なところも長時間労働になりやすい。低付加価値な会社は、会社が生み出す付加価値がもともと低いので、生産高を上げようと思ったら、労働時間で勝負するしかない。会社の体質そのものに長時間労働が組み込まれており、条件が変わってもそれから抜け出すことができないのである。

 低付加価値企業の場合、長時間労働は会社の存続とセットになっているので、もしこのような会社に入ってしまったら、出世するためには自分も長時間労働を受け入れるしかない。

長時間労働をする人ほど、長時間労働が評価されていると感じている
 仕事の評価基準が成果でないという会社の場合、仕事の成果以外に高く評価される項目が存在している可能性がある。それをうまく見つけ出すことができれば、残業をしていなくても、高い評価を継続して得られる可能性がある。

inemuri030 会社によってはそれは学歴であったり、事務手続きの丁寧さであったり、立ち居振る舞いであったりする。残業以外の項目で高い評価を得ることができ「この人は別格」という評価が立てば「お先に失礼します」といって先に帰ってもマイナス評価になることはない。

 ただ残業が常態化している会社でも、残業をしないことがそれほどマイナスになっているかというとそうとは限らない。

 内閣府の調査によると「残業時間が長い人ほど、上司が長時間残業を評価してくれていると考える割合いが高い」という結果が出ている。これはあくまで、上司が評価してくれると部下が考えているだけで、実際に評価しているのかは別問題である。

 自分が過去にたくさん残業をしていた上司なら長時間残業をプラス評価している可能性が高く、逆ならば、それほど評価しない可能性が高い。まずは上司が過去、どのような仕事の仕方をしていたのかを探るのが先決といえそうだ。

【参考記事】
仕事が早いことはいいことだ
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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