なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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出世する人は人の話をよく聞く

 

 人の話をよく聞くことは出世において重要なことである。
 ただし、人の話をよく聞くというのは、他人の指示通り動くという意味ではない。文字通り、人が話している内容をよく聞き、相手をよく分析するという意味である。

話の内容はほとんど意味をなしていない
 人間は基本的に他人の話をほとんど聴いていない。

 そんなことはないと反論する人もいるかもしれないが、これは事実なのである。ある研究によれば、相手に対する印象の80%は、身振りや服装、話す口調といった外見面で決定されており、会話の内容そのものではないことが明らかになっている。

 人は、相手の表情や服装、態度などからまず第一印象を持つ。ほとんど人はその第一印象で好き、嫌いを決めてしまって、話の中身を吟味しない。

 会話の途中では、自分の琴線に触れるキーワードのみを拾い、自分の第一印象に合わせて勝手に話を作り上げてしまう。この話がウソだと思うなら、ちょっと意地悪だが誰かを相手に試してみるとよい。相手が好むキーワードをちりばめて、にこやかに話をすれば、辛らつな話をしても相手はそう受け取らないことが多いのである。
 
 よく「そういうつもりではなかったのに・・」というトラブルを見かけるが、この手のトラブルの多くは、相手の話を内容ではなく、雰囲気で理解していることが原因となっている。

人の話を分析できれば優位に立てる
 これは逆に考えると、大きなチャンスだ。多くの人が相手の話を聞かないのであれば、人の話をきちんと聞くことができれば人よりも優位に立てる。

 人の話を分析するコツは、前後の文脈と変化を理解することである。

 会話は単発ではない。会話の前には会話があり、その流れの中で意味が確立してくる。

 例えば上司から「君は提案する力をもっと伸ばしたらいいんじゃないかな」と言われた場合のことを考えてみよう。

 基本的にポジティブな話の流れでこの会話が出てきたのであれば、純粋にどこを伸ばせばもっと成長できるかをアドバイスしているということになる。だがある程度ネガティブな流れやリストラに絡めた会話として出てきたものであれば、「提案力を向上させないと追い出すよ」という意味になってしまう。

 会話の内容やキーワードの変化も重要な情報である。

会話の微妙な変化を見逃すな
 人間は心境の変化があると、説明の論旨や使用するキーワードが微妙に変わってくる。例えば上司に企画書を出して内容について議論している場面を想像してみよう。

 当初は企画内容についての質問や上司からの意見が中心だったのに、ある日から急に誤字脱字に関する指摘が出てきたとする。これは今までの流れからすると大きな変化である。変化があったということは、背景に何か存在しているのである。

 上司は、企画書が仕上げの段階に入ったと考え、体裁を整えることを気にし始めているのかもしれない。

 あるいはまったく逆で、他の部署から横ヤリが入り企画書はボツにしようと思い始めているのかもしれない。今まで前向きに進めると言っていた手前、カッコがつかないので、誤字脱字など些細なミスをおおげさに取り上げて、ボツにする理由を探しているのかもしれないのだ。

 もし企画書がボツならば、どんなに誤字脱字を直したところで企画書が通るわけがない。最悪なのは、さんざん誤字脱字を修正したあげくにボツにされ、その時に「何でボツなんですか?」と食い下がることである。
 上司がボツにしなければならない状況に陥っているとするなら、それとなく話を向け、上司の心理的負担を軽減させることが出世にとっては重要である。

 逆の分析方法もある。状況が日々刻々と変化している場面では、相手の言うこともコロコロ変わる。だが、その中で相手が一貫して変化させていないものがあれば、それは相手にとって極めて重要なテーマだということがわかる。

 会話を分析する手法は、上司、部下、取引先などあらゆる人に適用することができる。何を言っているのかよく分からない人やあまり会話をしない人でも、注意深く相手の会話を分析すると、何を考えているのかかなりな部分まで分かってくる。

 上司や取引先の受けがよく、出世するタイプの人は、日頃から注意深く相手の話を聞いているのだ。これは誰にでもできることなので、出生したい人はぜひ実践すべきである。

【参考記事】
出世のためには「マメ」に報告を欠かすな
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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