なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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スピード出世するのであれば嫉まれることは覚悟せよ

 

 男の嫉妬は始末に負えないといわれるが、スピード出世するのであれば、他人から嫉まれることは覚悟した方がよい。それによって何らかの被害に遭うこともあるかもしれないが、コストとして割り切るしかないのが現実だ。嫉妬に対しては正攻法で攻めるとかえって事を面倒にしてしまう可能性がある。

ヤクザのドンはなぜ復讐を諦めたか?
 ヤクザの話を引き合いに出すのはあまり適切ではないかもしれないが、ヤクザの世界は日本の一般社会の縮図でもあるので、そこでの人間関係は大いに参考になる。

 一時は関東地方をすべて勢力圏に収め、破竹の勢いだった稲川会というヤクザがある。
 稲川会の創始者である稲川聖城氏は、その行動力と人望の厚さで、若い頃に修行していた組でトントン拍子に出世した。

 ある日、稲川氏は夜道を歩いている時にナタで襲われ瀕死の重傷を負った。奇跡的に生還したのだが、襲った相手は敵対する組ではなく、仲間内だった。稲川氏の出世に嫉妬した結果の襲撃だったのである。

 復讐しようとした稲川氏を説得したのが、兄貴分だった横山進次郎氏である。トップに立つ資質があると見抜いてた横山氏は、稲川氏が復讐に走って刑務所に収監されるのは割に合わないと判断し、稲川氏に復讐を思いとどまらせた。これがなかったら、稲川氏がトップに立つことはなかったといわれている。

 ヤクザの世界もサラリーマンの世界も本質的には何も変わらない。順調に出世する人には、必ず何らかの嫌がらせがあるものである。これを受け流せるか、あるいは致命的な問題にならないように管理できるかが重要になってくる。

嫉妬は言動から来ることが多い
 嫉妬による嫌がらせは、そもそも合理的な手法ではない。それを実行する方にも大きなメリットがあるわけではないからだ。仮に相手にダメージを与えることができても、自分が代わりに出世できるわけではない。だが感情が先に立ってしまうと人間はそのような行動に出てしまうのである。

 だが逆に考えれば嫉妬による嫌がらせを防ぐヒントもそこにある。合理的に考え抜かれた嫌がらせであれば、ある意味でそれを防ぐ手段はない。相手は明確な意図を持ち、論理的に計画を進めているからだ。
 だが、感情が先に立った行動であれば、その感情さえコントロールできれば、嫌がらせを回避することができる。

 嫉妬の感情を相手が持ってしまうのは、出世したという事実よりも、本人の何らかの言動によるところが大きい。
 人がイラっとするポイントは様々なので、なかなか難しいが、相手を怒らせる何らかの要素を持っているのである。したがって、順調に出世している人ほど、日頃の言動には十分に注意した方がよい。

 直接面とむかっての発言でなくても、何気ない発言が人を介して伝わり、相手に嫉妬の念を抱かせることもある。人によって話す内容が異なったり、話す調子が変わるのは危険だ。どこに相手の耳が存在しているか分からない。会社に入ったら、帰宅するまで、劇を演じ切るくらいの心構えが必要なのだ。

【参考記事】
仕事を速く進めるためには
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
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