なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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不機嫌さは想像以上に周囲に伝わる

 

 上司から見て、仕事を指示した際に嫌な顔をされることほど不愉快なことはない。同僚も同じである。周囲の評価を上げようと思ったら、感情をすぐに表情に出してはダメである。だが人間は、自分の想像以上に、感情が表情に出るものである。普段から気をつけているつもりでも、周囲からはそう認識されていない可能性があるのだ。

自分では自分の表情を把握できない
 中には自分の感情を露骨に表情に出す人もいるが、多くの人は、なるだけ表情に出ないようそれなりの努力をしているはずである。だが人間の感情とは難しいもので、自分ではコントロールしているつもりでも、不機嫌さは表情に出てしまうものなのである。

 組織の中で出世を考えているのであれば、こうした不機嫌さはなるだけ表情に出ない方がよい。そして、重要なのは、こうした表情のコントロールというものは、自分だけでは難しいということを自覚することである。

 自分がどのような表情をしているのかは自分では把握しにくい。家族がいる人はまず、家族に聞いてみるのがもっとも手っ取り早い。不機嫌な時はどのような表情をしているのかを聞き、その時の表情を鏡でよく確認しておくのである。
 さらにそのときの自身の感覚をよく覚えておくようにすれば、最終的には鏡を見なくても、自分が不機嫌な表情をしていることを自覚できるようになる。

 表情以外にもちょっとした仕草など、不機嫌さを示すサインはいろいろとあるはずだ。こうした自分の特有のサインを事前に理解しておけば、人に不機嫌な表情を見せる確率はだいぶ下げることができる。

不機嫌さを隠すちょっとしたテクニック
 不機嫌さを相手に悟られないようにする方法は、それだけではない。相手とやりとりする際に「はい。了解しました」「これはもう少し待っていただけないでしょうか?」といった具合に、普段から事務的にテキパキと受け答えするクセを付けておくと、その調子をいつも維持することができる。そうすれば、多少気分が悪いといった条件が重なっても、そのような印象を相手に与えないで済む。

 ふだんからテキパキとした受け答えができていないと、感情が表情や態度に出やすくなる。軍隊などにおいて型にハマッた受け答えが義務化されているのもそれなりに理由があるのだ。

 出世しようと思うのであれば、自分の感情はできるだけ表に出さないよう努力するのはもちろんだが、相手の表情をよく研究することも忘れてはならない。

 組織の中では、同じことを上司に言っても、その内容を受け入れてもらえる人とそうでない人に分かれてしまうことが多い。受け入れてもらえない人は、上司は特定の人をエコひいきしていると考えがちだが、実際にはそうではないことが多い。上司に話しかけるタイミングが悪いのである。

 上司の説得が上手な人は、ほとんどが絶妙のタイミングで上司に話を持ちかけている。それは上司の表情や仕草などで、感情の状況を読み取り、上司を先回りしているのである。要するに組織は、感情の探り合いゲームなのである。

【参考記事】
出世する人は感情のコントロールが上手い
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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