なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

*

ブラック企業から学べること

 

 最近ブラック企業が話題である。企業の中には確かに犯罪まがいのところもあり、そのような会社に入ってしまった場合には、即脱出するのがベストであることは言うまでもない。
 だが完全にブラックとはいえないまでも、それに近い社風の会社はいくらでも存在する。著名企業の中にもそういった会社は多い。ブラック企業は反社会的な存在だが、そこから学べることは多い。そこまで極端ではないにせよ、日本の会社には似たような構造が横たわっているからである。

ブラック企業をそうさせているのは誰?
 少々誤解を恐れずにいえば、ブラック企業的な会社に入ってしまったら、基本的に以下の2つしか選択肢はないと思った方がよい。ひとつは自分もブラック社員になりその会社で出世する、もうひとつは、すぐに辞めて別の会社に転職するというものである。もちろん、その会社に搾取される側として残るという3つ目の選択肢もあるのだが、それだけは選んではダメだ。

 この話はあくまでブラック企業的な会社のことを前提にしているが、「ブラック企業的な会社」という名詞を「ちょっと変わったヘンな社風の会社」と置き換えると、多くの企業がこれに当てはまることになる。

 ここで知っておく必要があるのは、ブラック企業には、ブラック社員と呼ばれる社員が必ずいて、ブラックな社風の形成を自ら担っているという事実だ。

 同じ事は「ちょっと変わったヘンな社風の会社」でも起こっている。全体の1割から2割くらいの社員が、その会社のカルチャーを異常に体現していて、彼らの声は非常に大きい。
 その他5割くらいの社員は、少し辟易しながらも、そのカルチャーに何とか付いて行く。残りの2割が脱落していくといった具合だ。

らしい人が出世しやすいという事実
 これは何を表しているのかというと、どんな会社であれ、その会社の社風をリードする2割の社員と、その他大勢の社員に二分されているということである。そして、ブラック企業のブラック社員が幹部としてその他の社員をいじめるがごとく、声の大きい2割の社員が出世して、会社のカルチャーを他の社員に強制していることが多いのである。

 つまりその会社の社風をよく体現した人が出世しやすい人なのである。

 これは超優良企業でも同じである。ソニーならソニーらしい人が、リクルートならリクルートらしい人がやはり出世しやすい。中にはまったく正反対のタイプの人もいるが、あくまでそれは少数派であり、アンチテーゼである。出世する人の多くはその会社において「らしい」人なのである。

 冒頭でブラック企業に入ってしまった人は、自分もブラックになって出世するか、すぐに転職するかの3つしかないと述べた。ブラック企業でなくてもそれは同じことである。


 社風に完全に染まるのか、そこから出るのかは早めに選択した方がよい。拙速はよくないが、10年くらい同じカルチャーの組織にいると、他のカルチャーの組織に移るのは精神的に容易ではなくなってくる。

【参考記事】
転職したいと思ったら
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

  関連記事

a0001_017480
最後の局面ではやはり義理人情

 ものごとを論理的に解釈したり、論理的にプランを立てて仕事を進めていくことは重要 …

FQ034_L
出世したいならNo2を目指してはいけない

 世の中には理想的なNo2という話がある。斬新でエネルギッシュだがワガママなトッ …

a0002_007987
仕事は押し付けるか捨てるかしかない

 会社の中は、いつも仕事を抱えていて忙しいそうにしている人と、余計な仕事はせずに …

konosuke
松下幸之助や本田宗一郎は参考にならない

 ビジネスマンの中で尊敬する人物として松下幸之助や本田宗一郎の名前をあげる人は少 …

gmceo
好きなことを仕事にして出世することはできるか?

 いわゆる一般的なサラリーマンで、好きなことを仕事にすることができ、かつそれで成 …

google00aa
Googleの採用基準は出世の参考になる

 従来型の学業成績にこだわらない米Googleの採用基準が話題となっている。同社 …

oboerarenai5563
出世できる人は物事の理解の仕方が違う

 出世できる人とできない人には、物事の学び方に大きな違いがある。この違いは最初は …

a0002_004908
サラリーマンのロマンを語る人は出世できない

 サラリーマンのロマンを熱く語る人がいる。多少年配になってくるとその傾向に拍車が …

kaigisitu00a
部下を守る人は出世できない

 部下を守ったり、取引先との信用を維持することはビジネスマンとして重要といわれて …

image3
「なかったこと」にしてしまう人に要注意

 自分が主張したことが完全に間違いだと分かったときなど、都合が悪い事態に遭遇する …