なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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年功序列の会社に入ってしまったら

 

 出世しようと意気込んでいたのに自分が入った会社は強烈な年功序列だったというケースは少なくないだろう。会社の本当の人事体系は、入社前にはなかなか分からないものなので、これもある程度は致し方ないことかもしれない。そのような会社に入ってしまった場合にはどのように振る舞えばよいのだろうか?

年功序列型にもそれなりに合理性がある
 本コラムでは何度か指摘しているが、出世の基本法則は「会社の出世ルールに徹底的に従え」というものである。それが多少理不尽なものであっても、基本的にはまずそれを受け入れるしかないのだ。

 間違ってもそのルールに反抗したり、高い実績を上げて異例の出世を実現しようとしてはいけない。厳しいがこれが現実だ。この現実を受け入れた上で、その中でどのようにすれば最短で出世できるかを考えていく必要がある。

 年功序列の人事体系となっている会社には、それなりの理由がある。
 多くの場合、業界に変化が少なく、仕事も能力より経験値がモノ言うような内容となっている。人によって仕事の成果にあまり差が付きにくい業種業態であることが多いのだ。
 そうなってくると、とりあえず長く働いた人ほど、少しずつ給料が上がる方が、「和」を乱さずに済む。年功序列の人事体系を採用することにはそれなりの合理性があるのだ。

 逆にいうと、そのような会社の場合、自分は仕事ができると考える社員と会社とのミスマッチが発生する可能性が高い。
 ある社員が「自分は仕事ができる」と考えているとする。だが先にも述べたように、年功序列型の会社での仕事は、それほど個人差が付きにくいものとなっている。「仕事ができる」と考えている社員ほどには、会社はその成果を評価していないのである。

年功序列型の会社で評価される人材とは
 だが年功序列型の会社といっても、全員に出世ポストが用意されているわけではない。他の会社に比べてスピードは遅いにせよ、周囲よりも早く出世する人は存在する。
 だがそれは、必ずしも目に見える形で仕事の成果を上げることが出世の条件になっていないだけである。このような会社で出世するには、目に見えにくい出世の法則をできるだけ早く知ることが重要となる。

 年功序列型の会社は、仕事の内容に個人的な差が付きにくく、秩序が重んじられると述べた。出世の法則があるとすると、まさにその点が重要となる。秩序を重んじ、それがうまく機能するように振る舞うことができた人が出世候補者となるのである。

 仕事の内容に個人差は付きにくいので、突出した成果を上げて上に認めてもらおうという考えは捨てた方がよい。むしろ、うまくいった場合は上司を立て、上司の成果にするような社員が評価される。

 またすべてではないが、部署が重要な意味を持っているケースも多い。例えば有力な支店とそうでない支店がある場合、有力な支店に配属になれば誰でもそれなりの成果を出すことができる。

 そのような場合には、出世させたい人を有力な支店に配属し、いい成績だったからという理由で昇進させるというメカニズムが働きやすい。実際にはいい成績だったからではなく、いい成績が出るように配属させられているだけなのだが、そうなってくると配属前にほとんど勝負が決まってしまうことになる。
 先にも述べたように、よい支店に配属され成果が約束される人は、必ずしも突出するような成果を出した人とは限らない。その会社のルールで高く評価される人が、オイシイ立場を手にすることになる。

【参考記事】
出世したいならとことん謙遜しろ
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
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