なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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自分より年下の人脈を重視せよ

 

 最近は多くの企業で出世させる人とさせない人を明確に区別するようになってきている。出世する人は若くして高い地位につく傾向がより鮮明になってきているのだ。大手企業でも40代で取締役に就任するケースはかなり多くなっている。これは世の中における変化の早さを反映しているわけだが、このことは人脈作りにも少なからず影響を与えている。

自分が昇進したら相手は年下ばかりという状況も
 一般に出世する人は自分より年上の人に対する扱いが上手だ。自分を引き上げてくれる上司は多くの場合、自分より年上だし、取引先でもより地位の高い人にかわいがってもらえれば大きな成果を上げることができる。これはある意味で当然のことである。

 だが世の中全体で、幹部への若手登用が進むと状況は少し変わってくる。企業におけるキーマンが必ずしもベテランとは限らなくなってくるからである。

 以前であれば、若い時に知り合った知人が、やがて相手の会社で管理職に昇進し、自分の仕事にもプラスになっていくというパターンがよく見られた。
 したがって、出世するためには、自分より年上の人を強く意識し、将来のためには同世代の人を意識するというのがセオリーであった。
 だがこれは、年功序列社会で、自分と相手の昇進スピードがほぼ同じであるという前提条件があって始めて成立する。若くして幹部に登用される人が増えてくると、これは必ずしも一般的に成立する法則ではなくなってくるのだ。

 若い時に知り合った相手がトントン拍子で出世してしまえば、自分の役職とは合わなくなるし、逆に自分が出世した時には、取引先の同レベルの役職の人は皆、自分よりはるかに年下ということもあり得るのだ。

グローバル人材と同じスキルが必要
 このような時代において、良質な人脈を構築できるのは、世代に関係なく人間関係を結べるタイプの人である。コテコテの昭和型サラリーマン社会では、役職よりも年の違いの方が重要だったりする。相手が年下だと、役職に関係なくエラそうに振る舞う人も多い。

 だがこれからの時代はそのようなタイプの人は生き残っていけないだろう。年下の人脈作りといっても、それは自分より若い人に対して媚びを売るという意味ではない。年齢ではなく、仕事上の立場を基軸にして、合理的に人間関係を構築することが重要なのである。

 これは中高年サラリーマンだけの問題ではない。20代の人にとっても状況は同じである。今は20代でも、10年もすれば立派なオッサン、オバサン社員であり、そのときに対応しなければならない相手は同世代とは限らないのである。

 年に関係なく合理的な人間関係を構築するスキルは、外国人であったり、異性であったり、自分とは種類が異なる人とうまく仕事を進めるスキルとまったく同じものである。

 年齢を超えて人脈を構築できる人は、たとえ現在、英語がしゃべれなくても、十分にグローバル社会でやっていくことができるスキルを備えているはずだ。

【参考記事】*
無理難題の断り方は出世に大きく影響する
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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