なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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上司が使うマネジメント手法を理解する

 

 以前の日本企業は、仕事はガムシャラにやればよいというカルチャーが主流でマネジメント手法などというものは存在していなかった。仕事のやり方は上司から盗むものであり、とにかくやる気を出せば大概の問題は解決した。だが最近では、マネジメントの方法論が山のように登場し、上司によってはその方法論を積極的に取り入れるケースも増えてきている。

マネジメントに関する方法論の弊害
 この手のマネジメント論の大きな落とし穴は、それを使っている上司が必ずしも優秀ではないという点である。会社のマネジメント論の多くは、マネジメントする側が有能であることが前提条件になっている。だが現実には、そのマネジメント論を活用する上司が優秀とは限らない。

 あまり優秀ではない人がこの手の方法論を活用するとかえって面倒な事態が発生する。だが組織の中で出世を考えるのであれば、そのような上司の下でもきちんと結果を出していかなければならない。

 あまり優秀ではない上司は、あるマネジメント手法を導入するとなると、無批判にそれを絶対視する傾向が強い。実際には組織の状況に合わせてアレンジする必要があるのだが、それが出来ないことが多いのだ。
 結果として、その方法論で想定されている行動を部下が取らないとパニックを起こしてしまう。何が原因なのか分からないまま、いろいろな方法を試すのでさらに現場は混乱することになる。

 このような環境でスムーズに仕事をするには、当該マネジメント手法で想定されている部下像をうまく演じてあげる必要がある。

あくまで上司にはダマされたフリをする
 最近流行りなのは、金銭的なものではなく、仕事の満足感や役に立っているという感覚を部下に持ってもらうことで、仕事の生産性を上げようというコンセプトである。以前のように根性論でうまく部下をマネジメントできない上司が好んで使いたがる手法である。

 その手の本には、仕事のステップを細かく分けて、それぞれの達成度に応じてこまめに褒めるといった具体例が書いてある。
 もちろん、その方法論で純粋に満足できるのであればよいが、たいていは部下にしてみればバカバカしく見えることが多い。だがそこはガマンしなければならない。むしろその方法論を先回りして、上司が喜ぶような対応を積極的に示していくぐらいの気構えが必要だ。

 「仕事の意味に対する説明」も言葉だけが一人歩きしている概念のひとつだ。一方的に業務を指示するのではなく、なぜその業務をするのか、きちんと部下にも説明し、納得させてから仕事に取り組ませることでモチベーションが向上するというものである。

 もちろん、仕事の内容や目的をしっかり上司が把握しているのであれば、部下は説明されることによってさらにやる気を出すことができる。だが上司自身が部下に指示する仕事の内容が曖昧な状態では、説明したところで意味不明なままである。これでは部下のモチベーションが上がるわけがないが、本人は説明した気になっているからやっかいだ。

 このようなケースでは、やはり上司を先回りし、その仕事の本当の目的を知った上で、説明を理解したフリをして、想定される目的に向かって仕事を進めていくのである。
 要するに上司をうまくマネジメントできるようになれば、出世はかなり現実的なものになるというわけだ。

【参考記事】
若い頃の失敗は気にするなのウソ
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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