なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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上司への提案の仕方

 

 上司に対して積極的に提案することは、場合によっては出世に有効に作用することもあるが、一方でマイナスになることもある。上司への提案を上手に出世に結びつけるには、社風や上司の正確などをよく理解することが重要である。

提案する内容とタイミングが重要
 上司に対する提案で注意しなければならないのは、社風やルールとしてそもそも提案が禁じられているケースである。このような会社では提案が御法度なのでマイナスの影響しかない。

 意外かもしれないが、実力主義といわれる外資系企業やベンチャー企業では、不必要な提案をすることはかえって評価がマイナスとなるところもある。

 仕事のやり方を決めるのは上司であり、部下はそれを遂行することに全力をあげるべきという考え方が浸透しているからだ。提案するヒマがあったら数字を上げてこいというワケだ。

 だがそのような社風の会社であっても、業務を改善し成果を上げることは大歓迎であり、部下からのアイデアが禁止されているわけではない。要するに表現方法の問題である。

 一般的な会社では、部下からの積極的な提案はそれほどマイナスにはならないことが多い。むしろ一生懸命やっているというアピールにもなるだろう。ただ当然のことだが、上司に提案する内容やタイミングなどには細心の注意を払う必要がある。

 上司が忙しい時や他の案件で頭がいっぱいになっているときに、新しい提案をしてもそれは煙たがられるだけだ。だがうまいタイミングを見計らえば、採用されるチャンスも多くなってくる。

プロのコンサルタントになったつもりで
 提案といっても、自分が思うことをそのまま提案にしても意味がない。本コラムでは何度も指摘しているが、会社の中では上司がクライアントである。

 提案するという状況を考えると、あなたはコンサルタントということになる。コンサルタントが成功するツボは、クライアントが求めている提案をベストタイミングで届けることである。やりたいことだけを提案するコンサルタントはプロとして通用しない。

 上司が困っている、あるいはプランが欲しいと思っているタイミングで提案を持ち込めば、採用される確率はぐっと上がるし、上司からの評価も高くなる。たとえ採用に至らなくても、上司が喜ぶ内容を提案していれば、心証はよくなる。

 上司も人間である。何回も部下が一生懸命提案しているのに、なかなかそれを採用しないと申し訳ないという気持ちにもなってくる。異動の希望や評価などで何らかの配慮をしてくれる可能性がある。採用されなくても提案する意味はある。

 とにかく注意しなければならないのは、結果的に上司の仕事の量や心的負担を増やしてしまう提案は御法度ということである。
 そうなってくると条件をクリアするものを探すのはなかなか難しい。15個くらい考えて1~2個が該当すればいい方だ。提案にはそのくらいの努力が必要である。

【参考記事】
出世しやすいポジションというのはあるのか?
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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