なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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社内で誰が出世しているのか見極めろ

 

 出世するための絶対的な法則というものは存在しない。もちろん一般論として「こういう人が出世しやすい」というものはある(本コラムはそれに該当するだろう)。
 だが、それぞれの会社には社風というものがあり、デキる人の定義もかなり異なっている。まずは自分の会社でエラくなっている人がどんな人なのか分析してみるとよい。それはある意味で最高の教科書なのである。

自社のお偉いサンは最高の教科書
 自分の会社でエラくなった人を見てみると、世の中で語られているデキる人とはずいぶん印象が違っているかもしれない。出世術などの本では「本当に出世する人は教養がある」「上にいく人は謙虚だ」「女性社員に気配りができる人が出世する」など、いろいろなことが語られている。

 だがこうしたコンテンツの多くは、本来の意図とは異なる形で情報が提供されている可能性がある。
 よくあるパターンのひとつが「出世する人はこうあって欲しい」という願望からコンテンツが作成されているというものである。
 出世のコンテンツといいながら、情報源となっている人は、これから出世しようという若い人か、出世できなかった人で、彼らは部下としての立場で話をしている。実際に出世した人の目線ではないので話が願望になってしまっている。

 もうひとつが、すでにエラくなった人が、一種の自慢話として自分がどうやって出世したのかを話しているというパターンである。この手の話には多くのウソがある。「自分はゴマスリなどはしなかった」「出世を意識しすぎていたら出世できかなったと思う」などの話の裏には、自分は人格者であると演出したいという欲望が潜んでいる。

 もちろんこれらの話の中にも重要な情報は存在しているが、まず参考にすべきは自社で実際に出世した人の事例である。

出世した人の特徴を分析すれば傾向が見えてくる
 会社で出世した人を分析するにはちょっとしたコツが必要である。その人たちの外部属性と内部属性を分けて考えるということである。

 外部属性とは、学歴が高い、営業部出身である、コネ入社、男性など、その人を外部的に特徴づける要素のことを指す。本人の仕事ぶりとは直接関係しないこういった要素が出世に大きく影響している会社は実はかなり存在している。学歴重視の会社はその典型といえるだろう。

 学歴や性別はどうしようもないが、出世に有利な部署が存在しているといったケースでは、今からでも対応が可能である。

 内部属性とは、ゼネラリストタイプ、温和、自己主張が強い、ゴマスリなど、その人の性格や振る舞いに関する要素である。
 これも会社によって様々であり、どんなタイプの人が出世するのかには、いろいろと会社ごとの特徴がある。

 多くの場合、外部属性と内部属性の両者において「出世しやすい」項目というものが存在している。これから出世しようという人は、その項目が何なのかまず理解することが重要である。そして、できるだけ自分がそれに近付けるよう努力することが、出世の早道といえるだろう。

 もちろん、正統派コースではなく変化球で勝負という道もある。だが正統派コースが何なのか分からなければ、変化球も投げようがない。まずは正統派コースの理解が先決だ。

【参考記事】
不本意な結果を受け入れる方法
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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