なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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自分の考えをまとめられない人は出世できない

 

 日本の会社では基本的に強い自己主張は禁物である。だが自分の考えについて上司などから聞かれるというケースは結構ある。このような時に、自分の考えをまとめて的確に説明できないとマイナス評価につながりやすい。
 会社の方針や上司の考え方と大きくズレることなく、かつ自分のオリジナリティが入った内容にするのがベストなのだが、これを実現するのはなかなか難しい。考えをまとめるのが苦手という人は結構多いのだ。

漫然と仕事をするのか、目的意識を持つのか?
 考えをまとめるという作業には魔法のノウハウは存在しない。複雑なことをスッキリとまとめるのが天才的に上手い人もいるが、ごく少数派である。まとめ上手になるためには、毎日の努力を積み上げていくしかない。

 考えをまとめるのが下手だという人の多くは、まとめることそのものが下手なのではない。日常的に考えるという作業について手抜きをしていることがほとんどなのだ。

 上司から顧客リストの整理を指示されたとする。多くの人は、ただ指示されたことを実行しようとするだろう。だが考えをまとめるのが上手い人は、その仕事の背景や目的などについてもいろいろと考えながら仕事を進めていく。必要に応じて、上司に質問しているかもしれない。

 同じ仕事をするにしても、その背景や目的について考えながら進めたのと、何も考えず指示されたことだけをこなしているのとでは、仕事に対する理解度が違ってくる。

 「このリストどう思う?」と突然上司に聞かれても、考えながら仕事をしている人は何らかの意見やアイデアが浮かんでくる。考えをまとめるのが上手い人はこういったところで手を抜いていないのだ。

すべてのことに一定以上の関心を持つことが重要
 考えをまとめるのが苦手な人は、上司との対話でも手抜きをすることが多い。上司が会話をしながら「去年は105件、今年は165件だから、何%増加になるのかな?えっと・・・」という状況になった時、考えをまとめるのが上手い社員はすかさず電卓で計算して「57%増」ですと答える。だがまとめるのが苦手な人は「何%になりますかねえ」などと言って、自分では計算しない。

 こういった姿勢の違いが最終的にはすべてに影響してくる。要するにまとめるの上手か下手かというテクニックの違いではなく、物事に対する関心度合の高さや積極性の違いという問題なのである。

 すべてのことに一定以上の興味関心を抱いていれば、そこでの課題などはすぐに思いつくはずだ。その上で、まとめるのが下手だと思っている人は、メモなどを活用し、課題点や論点などを箇条書きにする訓練をするとよいだろう。

 箇条書きにすれば、重要な部分とそうでない部分の違いが歴然と分かるようになる。また重複している点も出てくるので、その部分を整理することで、より簡潔な内容にすることができる。

 このような作業を手抜きなく行っていれば、いつ上司に尋ねられても、それなりの回答はできるはずだ。マメな人にはかなわないのである。

【参考記事】
グローバル化は英語だけの問題ではない
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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