なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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仕事ができる人が陥りがちな失敗

 

 仕事ができる人は、多くの場合、他の凡庸な社員とは異なる思考回路を持っていることが多い。だからこそ、他人よりも高い成果を出すことができるともいえる。
 だがこのことは、他人とチームを組んで仕事をする際に、思わぬ障害となることもある。若いうちはまだいいが、昇進して部下を持つようになるとこれが思わぬ影響を及ぼしてくる。組織で順調に出世していくためには、仕事ができない人の気持ちも理解することが重要となってくる。

仕事ができる人は困難なこと自体にはそれほど苦痛を感じない
 一般に仕事ができる人は、目標さえ明確に与えられれば、それを実現することが困難だとしても、そのこと自体に大きな苦痛を覚えることはない。もちろんキツい仕事は嫌かもしれないが、少なくとも困難であることに対して、必要以上の拒否反応はないのが普通だ。

 逆に仕事ができる人がもっとも嫌がるのが、目的がはっきりしていないことである。

 仕事そのものがそれほど重労働でなくても、なぜそれをやっているのか、最終的な目標がどこにあるのか分らないことには苛立ちを覚えるのだ。仕事のできる部下が、できない上司に対して持つ不満の多くが、上司が優柔不断ではっきりしないことである。

 だがこれはすべての人に共通の感覚ではない。仕事ができない人はむしろ逆の感覚を持つことも少なくないのだ。

 仕事があまりできない人は、仕事の目的がはっきりしていないことにそれほど苛立ちは覚えない。仕事そのものがラクがどうかが最大の評価ポイントであり、仕事がラクであればあまり意味のない仕事でも構わないのだ。上司に対する評価も同様で、キツい仕事を振ってくる上司はイヤな上司ということになる。

部下を鍛えたつもりがブラック上司呼ばわり
 こういった認識のギャップは若いうちはあまり問題にならない。仕事のできる人もできない人も、上司から一方的に仕事を指示されるだけだからである。

 だがある程度年次が上になり、チームとして仕事をまとめたり、さらに昇進して部下を持つようになると、いわゆる「優秀な人」は壁にぶつかることになる。「仕事ができない人」の気持ちが分からないのである。

 仕事ができる人は、目的や目標をきっちり示した上で、実現が困難な課題を与えることは、部下に対する最大の評価だと思っている。だが課題を与えられた方はそう考えていない可能性があるのだ。

 ソフトウェア関係の会社でチームリーダになったばかりのEさんは、若手のT君に対して、システム改善の課題点を示して、具体的な方法は自分で考えるように指示した。
 なかなか成果は出なかったが、Eさんは繰り返しT君に同じような指示を行っていた。EさんにしてみればT君を期待してのことだった。

 だがEさんの期待は裏切られることになる。T君は人事に異動の希望を出していたのである。

 毎回キツい仕事を振ってくるEさんは、T君にとってみれば「ブラック上司」だったのである。Eさんの最大のミスは、すべての人が自分と同じ思考回路を持っていると考えたことであった。これは「優秀な社員」だったEさんの最初の失敗といってよいかもしれない。Eさんはその後、考え方を変えたのは言うまでもない。

【参考記事】
仕事は押し付けるか捨てるかしかない
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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