なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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目立つなら相当目立たないと意味がない

 

 会社の中にはやたら目立っている人がいる。声が大きかったり、変わり者だったりと、必ずしもいい意味で目立っているわけではなくても、誰もが名前を知っている。
 このようなタイプの人は、出世できるのだとろうか?答えはイエスでもありノーでもある。だが少なくとも目立たない人よりは有利なことは確かである。

皆が名前を知っていることはやはり有利に働く
 ネット関係の会社に勤めるGさんは、声が大きく言動がハデなので非常に目立つ存在だ。バカなことを大声で話し、誰とでも仲良くなれる性格なので、社内で彼の名を知らない人はいない。

 Gさんの評判はというと、どの人に聞いても「やれやれ」といった感じである。
 一部の人はうっとおしいからと嫌っているが、本人はあまり気にしていない。しかも不思議なことに、彼を悪く言う人はあまりいないのだ。

 Gさんの仕事ぶりはまずまずで、誰もが認めるトップ社員ではないが、そこそこ仕事はできる。

 そんなGさんの昇進はどうなのかというと、まずまずなスピードで昇進しているのだ。同期トップというわけではないが、かなり早いタイミングでチームリーダーに昇格した。部下をもっても相変わらず、部下にバカ話をしながら、マネジメントしている。

 Gさんの昇進の決め手はやはり知名度であった。上司が昇進候補について話し合う際、候補者として最初に名前があがるわけではないが、何人かの社員を列挙していくと、必ず誰かが「G君はどうだ?」と彼を話題に出す。
 一旦話題に上ると、ある意味で彼は有名人なので、皆が何がしかの感想を持っている。最後は「彼にもチャンスを上げてみてはどうだろうか?」という流れになる。

自分が思っているほど人からは評価されていない可能性も
 悪名は無名に勝ると誰かが言っていたが、会社の組織でも同じことがいえる。多少呆れられる存在であっても、「それは誰だっけ?」といわれる人と比べれば100倍マシなのだ。どうせ目立つならとことん目立たないと意味がない。

 ただ注意しなければならないのは、こういったタイプの人は決して出世頭にはならないという点である。

 ナンバー1やナンバー2の名前が出た後で、次に名前が登場するという宿命である。したがって出世するために、わざとそのようなキャラクターを演じるというのは、あまり得策ではない。
 自身の自然なキャラクターとしてそうなってしまっているのであれば、無理に変える必要はないというレベルの話である。

 逆に言うと目立たないタイプの人は、正直かなり不利になると思った方がよい。仕事ぶりがしっかりしていれば、直属の上司は相応の評価を下してくれるかもしれない。だが他の部署の人からの知名度があまりに少ないと、上司は推薦するのに躊躇するかもしれないのだ。

 やはり自分が推薦する人は、「ああ彼なら知っているよ。彼はいいんじゃないか?」と言ってもらえる人の方が安心できる。評価はあくまで他人がするものであるということを、肝に銘じておいた方がよい。

 またあまり目立っていないということは、自分では意識していなくても、他人と密にコミュニケーションを取っていない可能性がある。そのような場合、自分が思っているほど相手は評価していない可能性もあるので要注意だ。

【参考記事】
部下に気に入られないと出世できない?
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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