なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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仕事が早いことはいいことだ

 

 出世できる人の共通の特徴に仕事が早いというものがある。人の2倍長時間労働すれば成果は2倍だが、仕事が2倍早くても同じ結果を得ることができる。
 さらに、2倍早い人が2倍の時間をかければ、その人の成果は4倍にもなる。もちろんただ仕事が早ければよいというものではないが、早くこなせることのメリットは極めて大きい。

仕事が早いと仕事がうまくいく確率が上がる
 仕事が早いことの最大のメリットは、仕事内容のすり合わせが容易になるという点である。組織の仕事は自分一人で行っているわけではない。一部の特殊な仕事を除いてすべて他人が関わっている。

 また上司からの指示や同僚からの連絡事項が100%間違いなく伝達されている保証はどこにもない。というよりもむしろ、間違った情報が伝えられていることの方が多い。

 そんな環境でスムーズに仕事を進めていくためには、上司や同僚との仕事のすり合わせが極めて重要になってくる。
 仕事を進めていく各段階で認識の相違や事実関係の誤認がないのか常に確認していくのである。これができていないと上司から「こんなこと指示した覚えはないぞ」といった叱責を受けるハメになる。

 そこで「僕はそのような指示は受けてません」と反論したところで意味はない。かえって反抗的な人物として上司から嫌われるのがオチである。上司が正しいか間違っているかではなく、そもそもそのような事態を回避しなければならない。

 ここで仕事の早さが極めて重要になってくる。仕事をテキパキと進めることができれば、事前に上司や周囲に相談する時間を確保することができる。結果的に仕事の質も上がってくるのだ。

仕事が遅い本当の理由とは?
 仕事ができない人は、ギリギリになってから資料を提出することが多く、その時点で取り返しがつかなくなっていることが多い。ではこのような人はなぜ資料の提出が遅くなってしまうのだろうか?

 それは、資料の内容について本人があまり自信を持っていないからである。自信がないので、上司に相談もしづらく、ついつい提出も後回しになってしまう。

 だがこれは表面的な理由にすぎない。実は「自信がない」という理由は正確ではないのだ。その裏にはもっと本質的な理由がある。それは「プライドが高すぎる」というものである。


 仕事が遅い人の多くは、本人はあまり意識していないかもしれないが、実はプライドが高い。プライドが高い人は、人から怒られたり、指摘されることをひどく嫌う。人から指摘されたくないという思いが、自身のなさという形で表面化し仕事を遅らせているのだ。

 仕事を早く進めたい場合には、まずはつまらないプライドを捨てることだ。そして仕事を指示されたら、あまり時間が経っていないうちに、大雑把な内容を固めて上司に相談すべきである。
 そしてより細かいレベルに仕事を落とし込む間にも、必要に応じて上司や関係者と相談していくことが重要となる。場合によっては迷惑そうな対応をされることもあるかもしれないが、怯んでいてはダメである。

 これができるようにならないと仕事は早く進まない。仕事が遅いことを、不得意のせいにしている人をよく見かけるが、多くの場合それは間違っている。心の奥に潜むやっかいなプライドが邪魔をしているだけなのだ。

【参考記事】
ゼネラリストとスペシャリストのどちらが出世できるか?
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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