なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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出世する人は決断を迫るのが上手い

 

 上司や顧客でなかなか決められない人は多い。すばやく決断ができる上司や顧客はむしろ少なく、優柔不断な人の方が多いかもしれない。
 だが相手に振り回され、上司や顧客によって自分の成績が決まってしまうのではたまったものではない。順調に出世するためには、上司や顧客がダメな人でも、成果を出すための工夫が必要となるのだ。

プッシュすると委縮し、プッシュしないと決断しない
 優柔不断な人というのは、強くプッシュすると委縮して決断しなくなり、逆にプッシュしないと自分から進んで決断しようとはしないという非常にやっかいな存在だ。

 このような人はそのままでは何も決められないので、無意味に時間が過ぎていく。
 顧客の担当者や責任者がそのような人物の場合、なかなか成約に結び付けることができない。また上司が優柔不断な場合には、本来なら通せる案件も通すことができなくなってしまう。

 だがこのような人ほど、自分は成果を出したいと思っており、相手に対する不満も大きかったりするのだ。

 優柔不断な人のほとんどは、リスクを過大に評価する傾向にある。したがって優柔不断な人の背中を推すためには、まず懸念している事態への不安を一つ一つ取り除いてあげることが重要だ。

 本当にうまくいくのか?うまくいかなったからどうするのか?参考になる事例はあるのか?など、相手が抱える不安に対しては、安心できる材料をあらかじめ準備しておくことは最低限の備えといえるだろう。

感情の起伏をうまく利用するとゴーサインができる確率は上がる
 だが安心材料を提供しただけではまだ不十分である。安心材料が揃ったからといって、すぐに決断する可能性は低いからである。

 最終的には何らかの形でプレッシャーをかけて、決断を迫る必要がある。このあたりが一番難しいところなのだ。
 ここで重要となるのは、やはりリスクを冒したくないという、優柔不断な人間に特有の感情である。決断せずに、そのままやりすごしてしまうと、それがリスクになる可能性があるということを相手にうまく伝えるのである。それができれば、相手も渋々ではあるが動き出す。

 決断しないとリスクになるという中身は「他社に先を越されると責任問題になりますよ」とか「この機会を逃すと、後にはいい条件は提示できないですよ」といったようなものになる。

 だが注意しなければならないのは、これを明確な形で相手に突き付けてはダメだということである。優柔不断な人はこのあたりの感覚に敏感なので、押しつけられたと感じると、それだけで拒否反応を起こしてしまう。あくまでもそれとなくリスクがあることを匂わす程度にしなければならない。

 たとえば提案書や企画書、稟議書などの中に、決断しない場合のリスクについて、それとなく分かるように忍ばせておくのもひとつの方法といえる。
 また、相手の感情の起伏をよく観察し、決断しないことへの不安が高まっている時に、うまくプッシュできればゴーサインを出す可能性は高くなる。

 このスキルはあらゆる局面で使えるので、日頃から注力しておいて損はない。

【参考記事】
仕事ができない人はなぜかすぐに体調が悪くなる
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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