なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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完璧な情報などあるわけがない

 

 世の中には相手に対して完璧な情報を求める人がいる。残念だがそのようなタイプの人で仕事のできる人は少ない。当然、出世に際してもマイナスとなる。得られる情報には限りがあると自覚しないと、成果を出すことは難しい。

まったく同じ事例などあるはずないのだが・・・
 完璧な情報を求めるパターンの最たるものが、前例主義である。基本的に以前にあったことをそのまま真似るしかできないというパターンである。このタイプの人は新しいことがまったくできないことになる。

 ここまでひどくなくても、何か新しいことに取り組む際に、条件が極めて似ている事例を欲しがる人は多い。

 経営コンサルタントをしているSさんは、会社の業務改善の提案をするのが仕事だが、クライアント企業の担当者から執拗に類似の事例を求められることが多いという。

 Sさんはコンサルティングが仕事なので、数多くの事例を研究しているが、クライアント企業とまったく同じ事例というものは当然あるわけがない。Sさんは、近い業種の事例やビジネスモデルが似ている会社の事例を説明するのだが、中にはそれでも納得しない人がいるという。

 案の上、このタイプの人は社内でも振る舞いをしている。上司からは新規事業を立案するように求められ部下にプランを作成するように指示しているが、部下が上げてくるプランについては「本当に上手くいくのか?」とダメ出し繰り返しているのだ。
 このような人は、自分にだけは前例があって、しかも確実にうまくいくことが保障されているが、誰もやったことがない新規事業が立案できると思っている。一種の妄想ともいってよいだろう。

情報は常に不完全であると分かっていれば・・・
 だが多かれ少なかれ、このような感情は皆が持っているものである。自分が知らない仕事や経験していない仕事を振られると「やったことがないので出来ません」と言ってしまいがちだ。

 もしやったことがない仕事はできないのであれば、世の中で新しい仕事は生まれないことになる。当然そんなことはないわけで、未経験の仕事でもこなしていかなければ、自分の能力を高めていくことはできない。

 経験のないことに対する抵抗感をなくす第一歩は、完璧な情報などあるわけがないと割り切ることである。

 これは日常的な課題でもある。上司から「あの件だけどうまくやっておいて」と言われた経験はないだろうか?「うまくやっておく」などという指示はそもそも指示になっていない。情報としては不完全極まりないのである。

 だがこの指示に対して「言っている意味がわかりません」と返す部下と「その仕事はこのように進めればよいでしょうか?」とうまく確認する部下では、当然上司の評価は異なったものになってくる。

 情報は不完全であるという割り切りがあれば「うまくやっておいて」という上司の曖昧な指示も事前に予測することができる。また、常に上司の状況を観察し、どのような仕事を処理しているのかを把握することによって、振られる仕事のおおよその見当をつけることも可能となる。

 不確かな情報を前提とした行動は、顧客対応や緊急時対応などあらゆる面で効果を発揮する可能性が高い。情報は常に不完全であることを自覚しておくことをお勧めする。

【参考記事】
世代間でコミュニケーションギャップがあることは出世のチャンスだ
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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