なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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出世したければ後輩の面倒を見ろ!

 

 チームには後輩の面倒見がいい人と、そうでない人がいる。後輩といっても部下でなければ育成する義務はないと考える人もいる。だが出世を考えるのであれば、後輩の面倒は積極的に見た方がよい。

若手の育成は上司にとって結構な負担
 後輩の面倒は見た方がいいという理由は二つある。ひとつは上司の負担を軽くすることができるということ。もう一つは将来に向けてのグループ作りだ。

 以前の会社は、仕事の仕方やノウハウは上司や先輩から盗むものという考えが強かった。このため、若手の育成も基本的に本人の成長に期待するというやり方がとられていた。
 だが最近では、若手の育成や教育も上司の重要な評価項目のひとつになってきている。若手の育成がうまくできていない上司は出世しにくくなっているのだ。

 上司にとって若手の育成は実はメンドーで頭の痛い問題である。中には若手の育成が大好きというタイプもいるが、多くの上司が負担に感じているのも事実なのだ。

 そうなってくると、チームの中で後輩の面倒をよくみる社員は上司にとって非常にありがたい存在になってくる。そして、上司が若手の状況を把握する時には、その社員に必ず話を聞くことになる。結果的に若手の件に限らず、上司と多方面の話題で情報交換をする時間が増えてくるのだ。

 若手の育成に関する話題を上司と交わしていると、自然と部長の意向や役員の方針など、さまざまな情報が入ってくるだろう。貴重な情報を労せずして得ることができるのだ。

後輩のネットワークが社内の人脈形成に効果を発揮する
 また、近い将来、自分が上司になった時には、面倒を見た後輩が非常に役に立ってくる。もちろん面倒を見た後輩が同じチームの部下になる保証はない。というよりもむしろ、他のチームに分散している方がよいのだ。
 上司と部下という直接的な関係はないにせよ、自分を中心に緩いグループを形成することができるからだ。

 これは情報収集という意味でも、社内での影響力という意味でも、使いようによっては非常に大きな力になるのだ。

 金融機関に勤めるT氏は、自分が主任クラスだった時の後輩を中心に社内でグループを形成している。T氏が課長に昇進した後も、それぞれが所属する部署はバラバラだが、半年に1回くらいは定期的に飲み会を開いている。

 この緩いグループは社内でも知られており、このことでTさんは別の部の課長や部長などから話しかけらることが多いという。「うちの課に来たE君は君の弟子らしいね。彼はどんなタイプなのかな?」「彼はちょっと繊細ですが、基本的にはデキるヤツです」といった具合である。

 こうしたちょっとした話題が、社内の人脈作りに大いに役立っているという。また、人事異動の際には、内々に相談されることもあるらしい。結局、出世や人事は、人との関係性によって決まる。人間関係がすべてなのだ。

 ただし気をつけなければならないのは、同じタイプだけでグループを形成しないようにすることである。同類ばかりを束ねていると、単に後輩とツルんでいる人物にしか見えないので要注意だ。
 異なるタイプの後輩をうまくミックスして束ねることが重要だ。

【参考記事】
仕事は押し付けるか捨てるしかない
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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