なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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上司がなぜ出世できたのか考えよ

 

 サラリーマンとして組織で仕事をする以上、会社からの評価は100%受け入れなければならない。とはいえ、実際に出世している上司達を見て「こんな人たちに評価されなければいけないのか」という納得できない思いを持つ人も多いかもしれない。
 だがここは冷静にならなければいけない。上司に対して納得できない時には、それぞれの上司はなぜ出世できているのかを考えるのがよい。

自分の上司が出世した理由は?
 上司が上司として存在しているということは、程度の差こそあれ出世しているからであり、そこには必ず理由があるはずだ。
 会社で出世するためには、その会社の出世ルールを知ることが何よりも重要である。実際に出世した人がなぜ出世したのかが分かれば、それは大きなヒントになるはずである。

 人が出世する理由は様々だが、ある程度はパターン化することが可能だ。もっとも多いのはやはり誰かの引きによる出世である。

 部長が自分の部の課長を選べるシステムの場合には、やはり自分好みの人物を据えることが多くなる。上司がさらに上のどの上司と親しいのかを注意深く見ていれば、誰の引きが大きいのかは分かってくるはずだ。

 次に多いのは、周囲から「仕事ができる」と思われ、いいポストが回ってくるというパターンである。昇進については、直属の上司の影響が大きい会社と人事部門の影響が大きい会社とに分かれる。人事部門の影響が大きい会社では、いわゆる勤務評定が出世に大きく関係しており、周囲の評価が高い人は評定結果も高くなりやすい。

 それとまだまだ多いのが学歴である。特定の大学が出世しやすいという会社はたくさんあり、仕事の直接の評価よりもそちらが優先されることもめずらしくない。

社内の出世ルールを見極める
 これ以外にも、事なかれ主義で失敗をしないことが功を奏している人や、声がデカく体育会系でノリがいい人など、出世する理由は様々である。

 いずれにせよ、まずは自分の上司はなぜ出世できているのかを徹底的に理解することが先決である。

 それが理解できないと、上司とうまくやるための対策を練ることもできないし、自分がこれから出世するための戦略を立てることもできないことになってしまう。

 自分の上司が出世できた理由について理解できたら、次は隣の部署の上司についても同様の分析を行っていく。そのようにして何人かの上司を分析していけば、その会社の出世のルールはある程度見えてくるだろう。
 そうすれば、「こんな人たち」ではあっても、会社というルールの中では、それなりの評価を受けて出世したことが分かってくるはずだ。

 もちろんその評価基準を心から納得して受け入れる必要はない。だが自分も出世しようと思うのであれば、その土俵で勝負するしか道はない。少なくとも、どの上司のパターンが自分にもっとも合っているのかは見当をつける必要がある。長期的にはその上司の行動パターンを身につけていくよう努力すればよい。

 短期的にはまず直属の上司からの評価を上げることが重要だ。上司がなぜ評価された上司になったのかが分かれば、上司への対応策もある程度絞られてくるはずだ。

【参考記事】
不本意な結果を受け入れる方法
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
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