なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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仕事を速く進めるためには

 

 仕事のスピードが速いことはビジネスマンにとって非常に重要なことだ。仕事のスピードが速いと職務に余裕が生まれ、周囲のことに気を配りやすくなる。出世するためには、仕事そのものができることも重要だが、周囲との関係性が同じくらい重要である。仕事が速い人は、こういった面で優位に立つことができ、結果的に出世につながるのである。

シングルタスクとマルチタクス
 人間の基本的な事務処理能力は、人によってそれほど大きな差があるわけではない。だが仕事のスピードは人によって大きく違う。この差は何から生まれるのだろうか?

 それは仕事の進め方にある。もっと具体的にはシングルタスクかマルチタスクかという違いが大きい。シングルタスクとは一つの仕事だけを進め終わったら次の仕事に移るというやり方である。これに対してマルチタスクは同時に複数の仕事を平行して実施するやり方である。

 マルチタスクとはコンピュータを高速化するための手段として使われており、処理の高速化に役立つことは理論的にも実証されている。

 職場で課される仕事には、期間や重要度が異なるものが複数存在している。
 重要度が低いが時間のかかるものを先に手がけてしまい、重要度が高く、緊急性も高いものが後回しになっては意味がない。マルチタスクは単に複数の仕事を同時に進めるという意味ではなく、最適なタイミングで仕事が処理できるように、仕事の配分を最適化するということである。

人間の集中力はせいぜい30分程度が限界
 シングルタスクになりやすい人は、ひとつの仕事に没頭するタイプが多い。それはそれでいいことなのだが、会社の仕事には向かないことが多い。
 技術系の一部の職場では、ひとつのことに没頭することができる業務もあるかもしれない。だが、一般的な事務系の仕事では、自分一人で仕事が完結することはほとんどないと思った方がよいだろう。周辺とのコミュニケーションをうまく保つには、ひとつの仕事に没頭するのはマイナスなのだ。

 ひとつの仕事に没頭してしまうタイプの人は、まず時間を区切って、作業を意図的に中断するクセをつけた方がよいだろう。
 2時間かかる仕事も、あえて30分単位を4つとして管理するのである。確かに連続して2時間集中した方がよい業務もあるが、多くは分割してもそれほど効率が落ちるわけではない。

 さらに時間の区切りに慣れてきたら、4つの作業単位の間に別な作業を組み入れてみる。
 これをくり返していくと、自然と時間の管理が複合的になってくる。本当の意味での集中力はせいぜい30分くらいが限度といわれているので、30分単位の管理は合理的だ。

 時間の区切りが短くなってくると、時間の感じ方や周囲への観察力なども大きく変わってくるはずだ。そうなってくると、仕事全体の進め方についても、別な見方ができるようになってくるだろう。

【参考記事】
始業時間すぐにクソをする人は出世できない
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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