なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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挨拶がもたらす効用は大きい

 

 周囲の人たちと良好なコミュニケーションを取っておくことは出世において非常に重要なことである。周囲とのコミュニケーションをもっとも簡単に実現する方法のひとつが積極的な挨拶である。たかが挨拶と思わないで欲しい。挨拶にはいろいろな武器が隠されているのだ。

挨拶をされて嫌がる人はほとんどいない
 一定の節度を守っていれば、積極的に周囲に挨拶をする人で嫌がられる人はあまりいない。人は誰でもにこやかに挨拶されれば気分がいいものである。

 中には挨拶をしてもムスっとしている人がいる。だが身勝手なもので、無表情で愛想の悪い人でも、ほとんどが人からは愛想よくして欲しいと思っているのだ。
 自分は無愛想で人には愛想を求めるなど、人間としては最低だが、それはこの際どうでもよい。重要なのは、周囲に対して元気よく挨拶することのメリットは極めて大きいという事実である。

 挨拶をすることのメリットはそれだけではない。挨拶の習慣がある人は、周囲の人をより細かく観察するチャンスに恵まれるのだ。
 周囲の変化にいち早く気が付くためには、定点観測が極めて有効といわれる。毎日同じタイミングで同じように観察していると、対象物の変化がよく分かるというのが、定点観測の最大の特徴である。

 これは人物でもまったく同じで、常に同じように挨拶をしていれば、どの相手がどのような態度を取るのかが分かってくる。いつもと違う対応をすればそれは相手に変化があった証拠なのだ。これは一種の合法的なスパイ活動のようなものである。

挨拶は合法的なスパイ活動?
 もちろん相手の様子が違うからといってすぐに「今日はどうしたんですか?」などと軽々しく聞いてはダメだ。相手はいつもより楽しそうなのか、つらそうなのか、落ち着かないのかなど、状況を分析した上で、なぜそうなっているのか仮説を立てるのだ。

 ある程度の仮説を立てた上で、さらに様子を観察して、その仮説が正しいのかを検証していく。これをくり返していくと、何か変化があると大きく様子が変わる人とそうでない人の違いが分かるようになってくる。また逆に、何も変化がないのに、様子にムラのある人も分かってくる。

 ここまで来れば、周囲の人物観察もプロ級の腕前だ。最悪のタイミングで仕事を頼んだりして、うまく進捗がコントロールできないなどというミスはなくすことができるはずだ。

 仕事ができるできないの違いは、周囲に対する状況の把握による部分が非常に大きい。同じことをしても否定的な評価をされる人とそうでない人の違いが出てくるのは、本人の態度もあるが、タイミングによる影響も大きいのだ。

 相手とのコミュニケーションが下手だと思っている人ほど、挨拶という簡単なコミュニケーション手段を用いていない。これは非常にもったいないことである。

【参考記事】
出世したくない人が増えているというのは本当か?
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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