なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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部下とうまくコミュニケーションを取るにはどうしたらよいか?

 

 部下をもつ年齢になると、これまでにはなかった仕事上の悩みが出てくる。部下とのコミュニケーションという問題である。現代は時間の進みが速いので、10年の差があるとそのコミュニケーションギャップはかなり大きくなる。特に今の20代はデジタルネイティブなのに対して40代以降は違うので、その差が顕著になりやすい。
 最近の業績評価は個人のパフォーマンスよりもチームの育成力に重点が置かれるケースが増えてきている。部下との関係をうまく構築できないと出世には明らかにマイナスなのだ。

どの時代にもいる価値観押し付け型上司
 部下とコミュニケーションがうまく取れないという人にはいくつかの共通したパターンがある。もっとも多いのは、自分の経験と価値観を押し付けるパターンである。これはいつの世にも存在しているタイプで、世代間ギャップの典型といえる。

 この手の人は管理職(マネジメント)という言葉の意味を完全に履き違えている。
 マネジメントとは、人を使って仕事をさせ、その管理をする行為のことを指す。極論を言えば、自分が仕事をしてはいけないのである。部下の能力や性格は様々なのに、自分のやり方を押し付けるのは本末転倒である。

 もちろん自分のやり方を強制的に押し付けることが、チームのパフォーマンスにとってベストの選択であれば、迷わずそれを実行すればよい。だがほとんどの場合、他のあらゆる選択肢の中から選択したわけではなく、自分のやり方を押し付けることが前提になってしまっている。
 しかも、やり方を強制するためには、相当のカリスマ性や強権的な統率手段を持つ必要があるが、日本の会社ではそれを持つことは不可能に近い。これではうまくチームが動くわけがない。

 もうひとつが、必要以上に部下に溶け込もうとしてスベっているパターンである。いわゆる友達上司のような存在を理想としており、フレンドリーに話しかけることで、チームを引っ張っていこうとしている。

上司は事務的にふるまうのがベスト
 ちょっと考えれば分かるが、これも基本的にうまくいくわけがない。だいたい自分が20代の時に、30代や40代の上司と、心底楽しく過ごすことができたのだろうか?10年以上年が離れてしまえば、感覚はまったく異なったものになると心得るべきである。

 部下から煙たがられず、それでいて尊敬も得られるような、いわゆるカッコイイ上司になれる人も中にはいるかもしれない。だがそのような人はおそらく少数派であろう。普通の人が、うまく部下とコミュニケーションを取るいい方法はないのだろうか?

 完璧ではないが、誰にでも出来て、かつ一定の効果がある方法ならある。部下とのやり取りを仕事だけに限定し、極めて事務的に接するというやり方である。

 そもそも会社には仕事をしに来ているのであって、息抜きや遊びに来ているわけではない。職場においては、仕事に関する会話以上に必要なものなど存在しない。それ以外の部分は思い切ってカットし、仕事の会話に徹するのである。

 仕事だけに徹するとなると、指示の仕方も変えなければならない。「あれ、ちょっと頼むよ!」ではなく「○×に関する書類を○日までに作成しておいて」という口調に統一するのだ。仕事の出来がよかった時には素直に、だが実務的に「良かったよ」と褒めればよいし、ダメなら「ここはこうすべきだった」と説明すればよい。

 むやみに威張る必要もないし、友達のように接する必要もない。他人行儀な振る舞いで、物足りないと思う部下もいるかもしれない。だが価値観押し付けや、下手くそな友達上司を演じているよりも、部下からの評価は高いはずだ。

 このようなクセをつけておくと、性別や国籍、家庭環境など、これまでと異なった人材に出くわしても、あまり戸惑うことなく指示を出すことができる。これからの時代にふさわしい普遍的なスキルなのだ。

【参考記事】
総合力は評価されにくい
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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