なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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怪しい人の見分け方

 

 外部とのやり取りが多い職場では、社外のいろいろな人付き合わなければならない。その中には、よからぬことを考えている怪しい人物もたくさんいる。
 若いうちは大した仕事があるわけではないので問題ないが、ある程度役職が上がってくると、外部の人との付き合い方も考えていかなければならない。下手な人物と付き合ってしまうと、出世に決定的にマイナスになることもある。

金融マンに聞く胡散臭い人の見分け方
 金融機関の融資担当者のところに来るのは、まともな会社の人だけとは限らない。何とかお金を引き出そうと、胡散臭い会社の人もたくさん群がってくる。銀行マンのH氏は、よからぬことを考えている人には以下のような特徴があるという。

・口調や話の内容がおおげさ
・やたらと親密さをアピール
・横柄でエラそう
・名詞に肩書きがやたら多い
・人の話を聞かない

 どの項目も意外性はなく、いかにもなパターンである。これでは皆が警戒して効果がなくなると思ってしまいがちだが、そうでもない。むしろそこが重要なポイントなのである。詐欺師の多くはいかにも詐欺師なのだ。
 中には最後まで詐欺に引っ掛かったことを気付かせないというパターンもあるが、ほとんどは誰が見ても詐欺と分かる振る舞いをしているという。

人は皆誰でも、騙されたいという欲望を持っている
 これは何を示しているのかというと、人間は皆、多かれ少なかれ、騙されたいという願望を持っているということである。騙されたいというと語弊があるかもしれないが、要するに自分にだけはちょっと特別なことが起こって欲しいという願望である。

 例えば仕事が苦しい時、目の前に現れた新しい取引先の候補が、少々胡散臭いを話を持ちかけてきたとする。
 普通ならば速攻で断るところだが、精神的に少し追い込まれた状況にあると、もし相手の話が本当なら、一気に状況を打開できるかもしれないと考えてしまうことがある。こういう時が一番危険なのである。

 逆のパターンもある。仕事が順調でノリノリの状況の時にも人はだまされやすい。多少危ない相手でも、今の自分ならなんとか対処できる気がしてくるのである。相手に対する警戒感よりも、もっと大きい仕事をして成果を上げようという野心が勝ってしまうのだ。

 精神的に安定していて警戒心が強い人は、どのようにアプローチしても騙されない。一番の狙い目は、何らかの理由で精神的に高揚しているか、もしくは落ち込んでいる人である。したがって、よからぬことを考える人の態度は皆同じような感じになってくるのだ。

 いかがわしいと思われながらも、このような振る舞いがなくならないのは、これには一定の効果があるからだ。
 あまりオススメできないが、相手が少し不安定だったり、もともと押しに弱いタイプであれば、意識的にこのように振る舞うことによって、相手との交渉を強引に進めることも可能となる。ただし冷静なタイプの人にはかなりのマイナスイメージになるので要注意だ。

【参考記事】
誰にでも平等に接した方がよいのか?
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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