なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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出世したいならとことん謙遜しろ

 

 日本では自分の成果をあまり自慢せず、謙遜した方がよいといわれているが、これは事実である。会社組織は基本的に妬みの社会になっているので、成果を誇示すると他人から足を引っ張られる。出世できる人はこのあたりの対応が上手な人が多いのだ。

謙遜する場合には徹底的にしないと意味がない
 ある昇進に関するアンケート調査では、役員まで昇進した人のほとんどが「昇進など考えずに目の前の仕事をこなしてきた」と答えているという。これはもちろんウソに決まっている。昇進のことなど考えずにただ黙々と仕事をこなして役員になれる人などそうそういるはずがない。このアンケート調査においても、他の項目との矛盾からそれは証明されている。

 だが重要なのは無記名のアンケート調査であっても、昇進した人は徹底的に建前を並べて謙遜しているという事実である。重要なのは徹底的という部分である。中途半端では意味がないのである。
 普通の人は必要以上に謙遜する人に対してあまりいい感情を持たないものである。だが出世する人は徹底的に謙遜することを心がけている。なぜそうするのかというと、あまり気に留めないところでホンネというものはポロっと出てしまうからである。

 会社によっては上司との面談制度など、自分の仕事に対して自己評価するための仕組みを持っているところがある。謙遜が中途半端だと、こういった自己評価の数値が高かったりして、普段の発言との差が際立ってしまうことがあるのだ。これは結構目立つと思ってよい。
 上司がもっと積極的に自己評価して欲しいと思っている場合には、それなりのサインがあるはずである。そうでないのであれば、紙の上での評価においても謙遜を維持する方がよい。

無意識な部分でボロが出ないように注意
 この考え方は転職でも効果を発揮する。中途採用の場合には、すでに専門性があることが前提なので、自分の成果に対してまったく否定的では話にならない。だがそれでも、必要以上のアピールはマイナスになることが多いのだ。

 自分が出してきた実績は事実なのですべて列挙すればよいが、それにいくらの価値をつけるのかについては慎重になった方がよい。希望年収を聞かれても、やみくもに高い値段を言ってはダメである。

 人間の心理として、期待値が高かった人が実はそうでもなかったという場合に、マイナスのイメージが極めて大きくなる。逆にそこそこの期待だった人が想像以上の成果を上げた時は、プラスのイメージは最大化される。

 それと忘れてはならないのが「私はまだまだです」などというセリフを言うことだけが謙遜ではないということである。相手と意見が異なった時や、相手が間違ったことを言った時のちょっとした反応に本当の謙遜度合いは表れてくる。

 ここで返答に少し間があったり、相手を見下すような雰囲気がちょっとでも感じられると、これまでの努力はすべて水の泡になってしまう。飲みに行った時などは要注意だ。

 つまり謙遜とは攻撃の意志はないというサインのようなものである。相手は常に恐怖を感じていると思った方がよい。その恐怖には絶対に火を付けてはダメなのだ。

【参考記事】
実績を過信するな!
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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