なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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隣の芝生は青く見える

 

 自分の会社にはどうしてこんなにも活気や夢がないのだろうか?多くの人がそう考えたことがあるだろう。だがこれは皆が薄々感じている通り「隣の芝生は青く見える」というヤツなのだ。
 夢と希望にあふれ、皆が活気溢れる環境で仕事しているサラリーマンなどほとんどないと思った方がよい。だが「隣の芝生は青く見える」という事実は、出世という観点から見ると多大なヒントを与えてくる。

魅力ある会社像はパターン化されている
 テレビや雑誌、Webなどでは、うまくいっている会社の例が紹介される。そこでは例外なく社員が生き生きと働いており、その笑顔は輝いて見える。

 これらのコンテンツのパターンは何種類かに集約される。社員が自由な環境で働くことができるというパターン(IT系の会社などに多い)、給料は安いけれども家族的な雰囲気の会社でやりがいのある仕事をできるというパターン(地方の製造業などに多い)、仕事を通じて社会に貢献することができるというパターン(大企業に多い)などがその代表である。

 筆者は仕事柄これらの会社の社員と話をする機会も多いが、フタを開けてみると実態はまるで正反対ということも少なくない。非公式なトークになると、不平不満が出るわ出るわということも珍しくないのだ。
 考えてれば当たり前のことだが、これらのコンテンツのほとんどはそれを見る側のニーズに基づいて作られている。見ていて心地いいように出来ているのである。

 就職情報のサイトなどに掲載される社内風景の写真も、楽しそうな雰囲気を演出した上で撮影するのはごく当たり前のことである。多くの人がそれを分かっていながら、やはりそのようなコンテンツには惹かれてしまうのだ。

会社の中でもヒーローは作られる
 ベンチャー起業家などのインタビューも多くがポジティブな発言のオンパレードである。実際起業してうまくいっていれば、気分は相当ハイになるだろうし、あまりうまくいっていなくても、優秀な起業家ならそんな雰囲気は微塵も感じさせないように振る舞うだろう。

 違う世界で大成功している人のインタビューを見て、自分の状況と比較しても意味がないのだが、それでもそのようなインタビューからは大きな影響を受けてしまうのである。

 だが大事なことは、これらのコンテンツは飽きられることなく大量に生産され続けているという事実である。実際はムリと分かっていても、人はそういったコンテンツを欲しがり続ける。

 つまり、現実が伴わなくても、期待感があれば人は一定の満足度を得られるということのだ。もし会社の中に希望を振り撒いてくれるような人物がいれば、その人は容易にヒーローになることができるはずである。

 会社の仕事の多くはつまらないことの積み重ねである。だがその中において、周囲の人に対して期待感を持たせることができる人は、やがて多くの人望を集めるようになる。周囲からリーダー的な立場とみなされる人は、周囲の人に希望を持たせ、やる気を引き出すことが上手な人物であることが多い。
 周囲の人がリーダーとみなしているのかどうかは、出世においても大きな要素を占めていることを考えると、これは非常に重要なことだ。

 あまり行き過ぎた内容は皆が引いてしまうのでご法度だが、適度なポジティブさは、自分自身に対しても、また出世に対しても大きな効果をもたらすことを覚えておくべきだ。

【参考記事】
人をうまく操って出世する方法
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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