なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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新規事業を考えろと言われたら

 

 日本は単純な高度成長の時代が完全に終了し、モノやサービスを売ることが年々難しくなってきている。従来のビジネスモデルが通用しなくなるケースが増え、会社では新規事業に取り組まなければならないことも多くなってきた。新規事業の担当者は、成功させれば昇進のチャンスにもなるが、失敗すればババ抜きのババになってしまう。新規事業の担当に指名されたらどうやって成功させればよいのだろうか?

起業家の多くは数で勝負している
 新規事業立ち上げのプロといえば起業家である。起業家の人たちの中には、新しい事業を立ち上げる独特のノウハウを身につけている人もいる。ベンチャー企業ではなく、普通の会社における新規事業なので、すべてが応用できるというわけではないが参考になる部分は多い。

 新しい事業の立ち上げに成功している起業家に特徴的な傾向は、同時に多数の事業に取り組んでいるということである。
 幸運にも最初に始めた事業が大当たりした人を除いては、かなりの数をこなして、ようやく成功に辿りついている。起業家の人の話を聞くと、おおざっぱには10個くらい同時並行で新しい取り組みを始めて、実際にモノになるのは1個あるかないかという割合のようだ。中には1年間に30個以上もの新規事業を行い、ようやく2つの事業を軌道に乗せたという起業家もいる。

 30個の新規事業を同時に始めるのは現実的ではないだろうが、とにかく数をこなさなければ成功できないというのは非常に重要な点である。1個のアイデアに固執し、バカ丁寧に準備ばかりしていたのでは、よほど運がよい人でなければうまくいかないのである。
 雑でもよいので、複数のプランを同時並行で進め、可能性が見えてきたものに対して、一気にリソースを集中させるというったメリハリが重要である。

過去の事例はヒントの宝庫
 一方これとはまったく逆の考え方もある。その会社が過去に検討したプランからアイデアをもらうという作戦である。社歴がある程度以上ある企業であれば、過去に新規事業に取り組んだ事例がいくつかあるはずだ。よほど特殊な例を除いて、新規事業というのは自社の事業分野に関連のあるところから探っていくことがほどんどである。したがって過去の事例を調査すれば、検討に値する新規事業のプランについてヒントを得ることができる。

 過去に検討されながら実現に至っていないということは、何らかの理由があるはずである。ビジネスモデルそのものにムリがあるケースであればどうしようもないが、いくつかの条件が整わなかったことで実現できなかったものもあるはずだ。
 その中には、状況が変われば、今すぐにでも立ち上げ可能なものもあるかもしれない。まっさらな状態からない知恵を絞って新規事業を考えるよりも、過去に検討されたものをアレンジする方がずっと現実的なことも多いのだ。

 普通の会社における新規事業はベンチャー企業のそれとは異なる。いきなりメガヒットを狙う必要はない。まずはスマッシュヒットが重要である。スマッシュヒットが実現できれば、会社が持つ顧客基盤や信用力を背景に、リスクを抑えてさらに拡張することも可能かもしれない。

 過去の事例を徹底的に検証する、とにかく数をこなしてみる、という2つを実践すれば、普通の人にも新規事業の立ち上げは十分に可能である。最初に思いついた事業でいきなり大成功するなどというのは、一部の天才の話にすぎない。

【参考記事】
松下幸之助や本田宗一郎は参考にならない
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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