なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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脅しが効く相手と効かない相手

 

 あまり望ましいことではないが、出世するためには、敵対する相手と交渉しなければならない場面も出てくる。敵対する相手を引き下がらせるためには、何らかの形で「脅す」ことも必要だ。だがこれがなかなか難しく、下手をすると思わぬ失敗を引き起こす可能性もある。いざという時の交渉術も多少は考えておいた方がよい。

交渉ができない人は案外多い
 「言うことを聞かないと殴るぞ」などというのはもはや犯罪なので論外だが、交渉において相手が譲歩しない場合には、相手にとって著しく不利益な状況をほのめかすことが必要になる。これが「脅し」である。だがこのような「脅し」はうまくいかないことも多い。

 「脅し」が効果を発揮するためにはある条件が必須要件となる。それは相手が十分に賢い人間で、交渉上手であるということだ。
 「殴るぞ」というような低レベルな脅しならともかく、組織での交渉ごとに伴う脅しは、婉曲的で抽象的な表現が用いられる。このため相手がそれなりの想像力や交渉力を持っていないと「脅し」が理解されないことも多い。
 「これを了承していただなかないと、こちらとしても実力行使をせざるを得ません」などといっても、その実力行使が何なのか相手が理解しないのでは、脅す意味がないのである。

 脅し文句を理解しない(できない)人には大きく分けて二つのパターンがある。ひとつは出された条件を突っぱねることでどんな事態が生じるのか本当に推測することができないというものある。もうひとつは、頭では理解できていても、実際にそんなことを相手がするはずがないとタカをくくっているパターンである。

修羅場の経験がないと不利な事態を想像できない
 前者は、知識も想像力も欠けている人であり、はっきり言えばかなりアホである。こういう人は一定数いるだろうが、出世においてライバルになったりすることはないであろう。問題なのは後者である。
 後者は、相手が提示している内容は理解できているが、それが実際に自分に直面するというリアリティを持っていない。頭が良くて勉強はできるが、修羅場を経験したことがない人によく見られるパターンだ。

 この手の人間は非常にやっかいだ。リアリティを持っていないので、最終的に行き着くところまで行き着いてガチンコの戦争になってしまう。「脅す」という行為は戦争に持って行きたくないから選択していることなので、仮に戦争で勝つことができたとしても、戦争になってしまった段階でこちらの負けなのである。

 こういった相手にはどのように対応すればよいのだろうか?非常に低レベルな話で恐縮だが、それは「怒鳴る」のがもっとも効果的だ。

 そもそも自分が不利であるにも関わらず、相手の婉曲的な「脅し」を受けて譲歩できないという人は、合理的な人間ではない。そういった人は情緒的な面での影響が極めて大きいのである。

 修羅場をくぐったことがなく、怒鳴られた経験のない人なら、なおさら効果的だ。一瞬で顔が青ざめて解決ということもよくあるのだ。

 婉曲的な脅しでまったく埒が明かなかった相手が「お前、いい加減にしろよ!」の一言で解決するというバカげた話が実際に存在するのである。

 ただ注意しなければならないのは、怒鳴られることに慣れていない人は、怒鳴られると相当なショックを受ける。プライドを傷つけられたと考え5年も10年も根に持つことががある。怒鳴るという半分暴力的な非常手段を使ってよいのは、相手を完全に打ち負かせる状況の時だけである。相手の力を残した状態にしておくと、後で思わぬ復讐を受けることがあるので要注意だ。

【参考記事】
筆まめは出世するのウソ
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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