なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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若いころの失敗は気にするなのウソ

 

 よく若いころは失敗など気にせずチャレンジをしろといわれる。若いころの失敗は失敗と認識されることはなく、むしろ今後の成長の糧になるという話である。だがこの世はタテマエが横行している。この手の話はとにかく一度は疑ってかかってみるのが大事だ。若いころの失敗は本当に問題にならないのだろうか?

やってはいけないミスというのがある
 若い頃の失敗がその後の成長に大きなプラスになるというのはおそらく本当のことだろう。これが起業家などの話であればまったくその通りで、若ければやり直しもきくし、失敗の経験から実に多くを学ぶことができるはずだ。だがこれが会社勤めのサラリーマンとなると必ずしもそうとは言い切れなくなる。

 まず同じ失敗といってもいろいろな種類がある。してもよい失敗とダメな失敗がある。入社直後は誰でも学生気分が抜けず、ありとあらゆる失敗をすることになる。確かにこの頃の失敗はまったくその後の昇進に影響することはないだろう。だが2~3年もすると会社の雰囲気にも慣れ、戦力として仕事をすることが求められるようになってくる。この段階に入ると、してはいけない失敗というものが出てくるのである。

 それは、進捗状況を上司に定期的に報告する、ミスをした場合にはすぐ謝罪しその後の処理を責任を持って行う、時間を厳守する、周囲との協調性を保つ、といった組織で仕事をする上での基本となるような事項である。これが出来ていないと、その他のことでいくら成績を上げても「コイツはできないヤツ」というレッテルを貼られてしまう。

 若い頃の昇進は、直属の上司や周囲の評価で決まることが多い。特に明確なルールを設けている会社でなければ基準は極めて曖昧だ。そんな中では「ダメなヤツ」のレッテルを貼られた人が選抜される可能性は極めて低くなってしまうのだ。

大企業ほど後からの挽回は難しい
 サラリーマン人生は長い。若いうちの昇進で遅れてもその後で挽回すれば問題はない。だが会社によっては後からの挽回がきかないところも多いのである。特に大企業にその傾向が強い。

 大企業でない場合には、出世候補の人物は、中間管理職までの昇進プロセスの中から、自然と決定されていくことが多い。もっとも大きな影響を与えるのは直属の上司だが、近隣の部署などの評判などもよく参考にされている。年月を経てくると、多くの人からプラス評価をされる人は徐々に絞られてくるので、その人が最終的な出世候補となっていく。
 このような昇進プロセスの場合には、最初のうち多少マイナスの評価を付けられていたとしても、最終的に高い評価を勝ち取れば昇進は可能となる。

 だが大企業はそういったプロセスを踏むことができない場合がある。あまりにも社員の数が多すぎるのである。大企業の中には、学歴や入社時の評価で社員を何段階かに分け、原則としてもっとも高いランクから優先的に昇進させるシステムを導入しているところもある。もちろんこの評価結果は常に見直されるし、人事部がすべての昇進をコントロールすることなど不可能である。

人の評価はかなりいい加減で陰湿だ
 だが社員にランク付けがされていると、直属の上司もその結果を何となく知ることとなり、昇進の決定に少なからず影響を与えることになる。
 こうなってしまうと、一度低い評価を付けられた社員が挽回することは極めて難しくなる。日本の企業は加点方式ではなく、減点方式といわれるが、まさにそうなってしまうのである。そのようなルールの会社においては、とにかくマイナス評価を付けられないことが重要となる。

 こういった制度はかなり陰湿に作用してくる。ランクが高い社員は、本コラムの表題とは逆に、若いうちであれば、多少のムチャで失敗をしても「チャレンジ精神がある」と高評価になる可能性がある。だがランクの低い社員が同じことをやると「あいつは身の程知らずだ」ということになってしまうのだ。
 企業という体裁を整えていても所詮はただの人の集まりであり、人の評価などその程度のものである。組織が大きければ大きいほど、慎重に行動した方がよい。

【参考記事】
何を言っているのかではなく、誰が言っているのか
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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