なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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上司から注意された場合の対処法

 

 職場で仕事をしていれば上司から注意されることもある。中には不当な内容の注意も多く不満に思う人も多いかもしれない。だが職場で受ける注意は、出世にとって非常に重要な情報源である。不当かどうかよりも、出世のための貴重な情報と思って客観的に分析するべきである。

指示したものと違うという注意が意味するもの
 上司からの注意でもっとも多いパターンが、提出した成果物が指示したものと違うというものである。中には部下の間違いで上司が求めているものと異なるものを出しているケースもあるが、半分くらいは、提出したものが違うのではなく、上司の考えがコロコロ変わっているだけである。

 ここで「さっきと言ったことが違うじゃないですか」と言ってはダメである。

 本コラムでは何回か指摘しているが、サラリーマンにとって本当の顧客は、外部の顧客ではなく上司なのである。指示したものと違うといって怒っている上司は、わがままを言っている顧客なのである。まずは謝るのが先決だ。

 優秀な営業マンなら、わがままな顧客がいつどのタイミングでどのようなわがままを言い出すのかよく理解している。顧客の考えがコロコロ変わることも熟知している。
 これは上司に対してもまったく同じである。上司が考えをコロコロ変えそうであれば、先回りして、内容をすり合わせておくことが必要となる。
 提出したものと違うという注意は、上司に対する情報収集が出来ていないということのサインと捉えるべき問題なのである。

ムラ社会ではメンツが極めて重要
 もうひとつ上司からの注意で多いのは、いわゆる他の部署との根回し不足によるクレームである。日本の会社は典型的なムラ社会である。権限や責任は基本的にあいまいで、何事も雰囲気で決まると考えなければならない。間違っても合理主義を持ち込んではダメだ。

 案件を処理する場合には、その案件が必要かどうかではなく、皆のメンツを保ったかが極めて重要となる。

 ある案件を通す場合には、関係のあるところをすべて回り、事前に話を通しておく必要がある。これを無視すると「俺は聞いてねえぞ」と文句を言われるハメになる。

 「俺は聞いてねえぞ」と文句を言った本人は、メンツをつぶされたことに怒っているのであって、その案件が賛成か反対かなどはどうでもよいことが多い。
 いわゆる根回し不足で注意された場合には、あなたが誰かのメンツをつぶしているサインと捉えることが重要なのである。ここで案件の中身を検討してもまったく意味がないのだ。

 社内で注意を受けた内容は、可能であればリストアップしておくとよい。いくつかのパターンに類型化することができるはずだ。もっとも多いパターンは、出世において、もっともやってはいけない行為ということになる。

【参考記事】
無表情な相手への対処方法
【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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