なぜあなたは出世できないのか?-出世の教科書

ビジネスパーソン100人への取材で明らかになった出世する人の特徴

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出世できない人にはちゃんと理由がある

 

 あなたは会社で出世しているだろうか?それとも出世できていないだろうか?

 出世できていない場合、本当は実力があるのに評価されていないのか?それともやっぱり実力がないのだろうか?

 組織にはたいがいその組織ごとにルールがあって、出世できると人と出来ない人はだいたい決まってくる(その基準が正しいかはともかくとして)。
 そのルールはあらゆる職場で共通のものと、その職場独特のものがある。

 なので、出世できない人がいるならば、何かが足りないのだ。逆にいうと順調に出世するひとはその条件をうまく満たしている。
 この出世のルールを見つけ出さないと問題をうまく解決することは難しいだろう。

 このコラムではこのあたりの話を書いていくわけだが、その前にまず理解しておくべきことがある。会社や組織の中でのデキるひとデキない人の割合だ。

上位2割、下位2割の法則
 どのような会社や組織でも、社員の人数の割合はだいたい以下のようになっている。

 ①メチャメチャデキる人 1割
 ②できる人 1割
 ③フツーの人 6割
 ④ダメな人 2割

 不思議なもので、どのようなチームを組んでも割合はほとんど変わらない。たとえデキる人だけを集めたチームを作っても、最終的にはこの割合に落ち着いてしまうという。
 外資系のようにシビアなところでは、毎年下位の2割に入った人を辞めさせところもある。

 出世する人になるにはどうしたらよいか、あるいは自分はなぜ出世できないのか?と考えるときには、この人員構成の中で、自分はどの位置にいて、今後のどの位置に行こうとしているのかをよく考える必要がある。
 つまり自分の現在のポジションを知るということだ。

 ①に入らなければ出世したとは言わないという人であれば、それは狭き門だ。だが、④に入らなければよいというのであれば、それほど難しいことではない。おそらくは③ではなく②になりたいという人が多いと思われるが、6割を占めるフツーの人から見ると、上位2割に入るのは結構難しいということが分かるだろう。

 職場でのポジションが分かったら、次はどうすれば上にいけるのかという基準を見つけ出すことだ。これは出世している人でも分かっていないことが多いので、少しやっかいだ。

職場には見えないルールがある
 メーカーに勤務するSさんは、同期の中でも出世が早い方である。
 主任から係長になるタイミングは他よりも1年早かった。Sさんは昇進が早かったので、自分はなんとなく出世しているのかと思うこともあるが、自分がなぜ昇進が早いのかはまったく分からないという。
 
 一方金融関係の会社に勤めるNさんは、明確に自分の出世が遅いと認識している。同期で大学も同じTさんの方が昇進が早いことにかなりイラついている。会社はなぜTさんの方を評価するのか、理解できないという。

 「私の方が専門知識もあるし、ガッツがあります」
 「会社はちゃんと人物評価をしていないと思います」

 だが周囲の評価は少し違うようだ。

 Nさんに「あなたはTさんよりも会社の同僚から好かれていますか?」と聞くと、Nさんはこう答えた。

 「Tさんは人気者なので、私よりTさんの方が好かれているのではないでしょうか?」
 「でもそれが出世と何の関係があるのですか?」

 もちろん、同僚からの人気と出世は直接関係しない。だが、その会社で人事の評価を決めるメカニズムにおいて、Tさんの人柄はうまく作用している可能性が高いのだ。
 メーカー勤務のSさんも、自分では認識していないが、その組織の評価ルールに合った行動をとっている可能性が高い。
 Nさんはこの見えないルールを理解できないと出世は難しいかもしれないのだ。

【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
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